英語4技能対策

IELTS スピーキング スコアアップのコツ!-文法ミスを恐れずに話すための「割り切り力」


「文法ミスを恐れずに話すための『割り切り力』」


IELTSスピーキングで多くの日本人受験者が陥るのが、「文法ミスをしてはいけない」という思い込みによる沈黙や言い直しの多発です。しかし、バンドスコア7.0を目指す上では、**完璧な文法よりも「流暢さと一貫性」**が重視されます。




💡 なぜ「割り切り力」が必要か?


  • スピーキングは即興性が求められるテストです。
  • 自分の意見や考えをスムーズに伝える力が評価の鍵。
  • 話す途中で文法を気にしすぎると、流れが止まり減点対象になります。



🎯 「割り切り力」の実践ポイント


  1. 話し続ける勇気を持つ
     多少の文法ミスがあっても、意味が伝わればOK。内容重視で話し切ること。
  2. 自分の得意構文で勝負
     複雑な文法に挑戦して詰まるより、シンプルでも正確なパターンで言い切ることが高評価につながります。
  3. 言い換え力を育てる
     難しい単語や構文が出てこないときは、簡単な表現で置き換える柔軟性が大切。




🧠 心構え:間違えてもいい!

IELTSの採点官は、「第二言語としての英語」を話していることを前提に評価しています。バンドスコア7.0台では多少の文法ミスは許容範囲です。それよりも、意見を述べる力・言い直さずに進める力・一貫したストーリー展開が求められます。



🌱 最後に


IELTSスピーキングは「正しさ」を競う場ではなく、「伝える力」を測る場です。
ミスを恐れず、「割り切って話す力」を身につけることで、スピーキング力は確実に伸びます!



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IELTSスピーキング スコアアップのコツ!『間を怖がらない!沈黙との上手な付き合い方』


「間を怖がらない!沈黙との上手な付き合い方」




「沈黙=マイナス評価」と思いがちですが、実は“沈黙”をうまく使うことこそがスコアアップのカギになることもあるのです!

IELTSスピーキングテストでは、頭が真っ白になったり、答えを考えているうちに“間(ま)”ができてしまうことがありますよね。

沈黙は減点対象ではない!

試験官はあなたが英語を考えて話していることを理解しています。
一瞬の沈黙があるからといって、すぐに減点されるわけではありません。
むしろ、文法的に正しく、論理的な答えをする方が重要なのです。


💬 自然に間を作る“つなぎ表現”を使おう

沈黙が気になる人は、以下のような“時間を稼ぐフレーズ”を活用しましょう:

  • That’s a good question.


  • Let me think for a moment.


  • Well, I haven’t thought about that before, but…


  • If I had to choose, I’d say…



これらの表現を使えば、「考えている間」も会話が自然に続きます。
あらかじめ使えるつなぎ表現をいくつか暗記しておくと、安心して間を使えるようになります。


✅ 無理に早口で埋めない!

間を恐れるあまり、急いで話すと発音が乱れたり、ミスが増えたりします。
話すテンポは「伝わりやすさ」「発音の明瞭さ」に大きく影響するので、落ち着いて話すことのほうが高評価につながります。


✅ 練習で「間に慣れる」

練習の段階から、“答えを考える時間を含めて話す”ことに慣れておくのがコツです。

おすすめは「セルフトーク(1人英語)」や、IELTSのPart 2(1分間スピーチ)の練習
話す前に5秒黙って考えるクセをつけておくと、本番でも自然に「沈黙の間」が取れるようになります。

最後に

沈黙を恐れる必要はありません。
大切なのは「間の中身」=その後、何をどう伝えるかです。
“話し続けること”よりも、“伝えるために考えること”を意識しましょう。

あなたの「間」は、英語力の深さを伝える時間にもなります!


📘 My Tutorでは、実際の試験を想定した模擬スピーキングレッスンをご用意しています。
つなぎ表現の使い方や、沈黙への対応練習も丁寧にサポートします。






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IELTS スピーキングで評価される4つの採点基準とは?


「スピーキングで評価される4つの採点基準とは?」


IELTSスピーキングテストは、「ただ英語が話せれば高得点が取れる」と思っていませんか?実は、試験官は明確な4つの採点基準に沿って評価しています。この基準を理解し、対策をすることで、スコアアップに直結します。

今回は、受験者が知っておくべき4つの採点基準と、それぞれの対策ポイントを分かりやすくご紹介します。



✅ 1. Fluency and Coherence(流暢さと一貫性)

何が見られている?

  • 話が途切れずスムーズに続いているか
  • アイデアが論理的につながっているか

対策のコツ

  • 間を恐れず、考えるときは “Let me think…” など自然なつなぎ言葉を使おう
  • 一文一文を短くし、話の流れを明確にしよう




✅ 2. Lexical Resource(語彙力)


何が見られている?

  • 多様な語彙を使えているか
  • 文脈に合った正しい単語選びができているか


対策のコツ

  • 同じ表現を繰り返さないように言い換え(パラフレーズ)を意識
  • 自分の興味分野やIELTS頻出トピックの単語を事前に覚えておく




✅ 3. Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ)


何が見られている?


  • 文法ミスの少なさ
  • 幅広い文構造(複文・条件文・関係詞など)を使えているか


対策のコツ

  • 文法の基本ミス(時制、冠詞、主語と動詞の一致)を見直す
  • 簡単な構文だけでなく、少し長めの複文に挑戦しよう




✅ 4. Pronunciation(発音)


何が見られている?

  • 伝わりやすい発音か
  • ストレス、イントネーション、リズムが自然かどうか


対策のコツ

  • 単語単位ではなく、センテンス全体の音読練習をしよう
  • ネイティブの音声を真似する「シャドーイング」がおすすめ




最後に


4つの評価基準は、バランスよく鍛えることが大切です。特に独学では見落としがちな「一貫性」や「イントネーション」も、日頃から意識して練習しましょう。IELTSスピーキングは“完璧な英語”よりも、“自然で伝わる英語”がカギです。

次回のレッスンでは、これらの基準を意識して自己紹介の練習から始めてみてください!



📘 My Tutorでは、これらの採点基準を踏まえたフィードバックつきレッスンを提供中です。講師と一緒に、スコアアップを目指しましょう!




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IELTS スピーキング スコアアップのコツ! 「完了形」


評価基準:「完了形」


IELTSスピーキングでは、「文法の幅と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)」が重要な評価ポイントの1つです。その中でも、**完了形(present perfect / past perfect)**を自然に使えるかどうかは、バンド6.0以上を目指す受験者にとっての重要なカギです。




✅ なぜ「完了形」が大切なの?

完了形を使うことで、現在と過去のつながり出来事の背景を説明できます。これは、日常英会話よりも一段階レベルの高い表現力とみなされ、試験官に文法力の幅をアピールする絶好のチャンスになります。




🎯 よく出る質問と完了形の活用例

Q: Have you ever traveled abroad?

Yes, I’ve been to Canada twice. I went there for a study program when I was in high school.

➡ 「I’ve been to Canada」のように現在完了を使うことで、「これまでの経験」を自然に伝えられます。



Q: Do you like reading books?

Yes, I’ve recently finished a novel by Haruki Murakami. It was really interesting.

➡ 「I’ve recently finished」のように、現在に近い過去の経験を現在完了で表現すると、文に深みが出ます。



💡 試験官の視点

試験官は以下のような点をチェックしています:

  • 単純な現在・過去だけでなく、完了形を含めた文法のバリエーションがあるか
  • **正しい語順や助動詞の使い方(have / has / had + 過去分詞)**ができているか
  • 意味がクリアで、自然に会話の流れに組み込まれているか



📝 最後にアドバイス


完了形は、正確さと自然さの両立がポイントです。使えばいいというわけではなく、文脈に合った形で使うことが評価につながります。過去の経験や最近の出来事を話す時には、積極的に「have + 過去分詞」を使ってみましょう!


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IELTSスピーキング スコアアップのコツ! Part 2「1分スピーチ」を“ストーリー化”


IELTSスピーキングの中でも、Part 2は多くの受験者が苦手とするパートです。

1分間の準備時間で2分間話し続ける必要があるため、「何をどんな順番で話すか」によってスコアが大きく変わります。

では、どうすれば高得点につながる**“まとまりあるスピーチ”**ができるのでしょうか?




✅ コツは「ストーリー構成」で話すこと!



スピーチをエピソード仕立てにすると、以下の点で評価が上がります:

  • 話の展開が自然になる(Fluency & Coherence)

  • 単語や文法を柔軟に使える(Lexical Resource / Grammatical Range)

  • 聞き手にとってわかりやすくなる(Pronunciationも含め)



🧩 使えるストーリー構成テンプレート



以下のような順序で話すと、内容にまとまりが出ます:

  1. When & Where(いつどこで)

  2. Who was involved(誰が関わった)

  3. What happened(何が起きた)

  4. How you felt / Why it was memorable(感情や印象)



🎙️ 例題:


Describe a memorable trip you took.



👉 回答例構成:

  1. Last year, during spring break, I traveled to Kyoto with my best friend.

  2. We had been planning the trip for months and were very excited.

  3. We visited famous temples like Kiyomizu-dera, enjoyed traditional sweets, and even wore kimono.

  4. What made it truly memorable was the unexpected snowfall — it turned everything magical. I’ll never forget the peacefulness of the snow-covered temple grounds.



🛠️ 練習のコツ

  • 1つの構成を使い回す練習をしましょう(質問が変わっても同じフレームで話せる)

  • スマホ録音して聞き返すことで、内容の流れを確認

  • 必ず「感情」や「理由」を入れて、話に深みを持たせる



Part 2は“暗記英語”より“語る英語”が鍵です。

ストーリーの力でスコアを伸ばしましょう!



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IELTS スピーキング 試験官はここをチェックしている! 「比較級」

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! 「比較級」


Grammatical Range and  Accuracy 文法力と正確さ


「比較級」を使う COMPARATIVE STRUCTURES

IELTS Speakingは次の4つの基準で採点されます。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  • 語彙力(Lexical Resource)
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  • 発音(Pronunciation)


ここでは、3つ目の採点基準『文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)』

比較級について解説します。


▮ 比較級の活用は IELTSスピーキングでは必須です!


IELTSスピーキング テストでは、しばしば、場所、グループ、時期など

2つのことを比較させる問題が出ます。

このような比較・対照させる問題は、Part 1とPart3で質問されます。


┃IELTSスピーキングテスト ― 2つのことを比較・対照する問題の例

What are the differences between letters and emails?

Do you prefer live in a house or an apartment?


┃IELTSスピーキングテスト ― 2つの場所を比較・対照する問題の例

What are the differences between living in the city and the countryside?

What are the differences between the south and the north in your country?


┃IELTSスピーキングテスト ― 2つの時期を比較・対照する問題の例

  How are the houses today different from the ones in the past?

  What changes have you seen in the past few years in your town?                                             


┃IELTSスピーキングテスト ― 2つのグループを比較・対照する問題の例

Do men and women have the same attitudes to shopping?

Do young people and old people like listening to the same kind of radio programs?



2つのことを比較・対比させる質問をすることで、IELTS試験官は受験者が

比較級の文法知識が十分備わっているかを試してます。

高得点を目指すなら、受験者は必ず比較級を使って回答する必要があります。


● 解答例

An apartment building usually has more public amenities than a house such as gyms and conference facilities.


Sending letters is not as convenient as sending emails. 


A house has much more space than an apartment.


これだけは知っておきたい! 比較級 Comparative 


比較表現は、文型や時制と共に、英語学習者を悩ませる「面倒くさいルール」のひとつです。しかし敬遠するほどの事ではありません。場数を踏めば必ずマスターできます。

比較表現には文法的な規則があり、使いこなすには要領が必要ではありますが、決して難しい事ではありません。比較表現を使いこなせない原因は、使い方をまだ曖昧にとしか把握できていないか、あるいは把握できていても十分に使用経験を積んでいないかのどちらかでしょう。

英文法の攻略は「最低限の理解」と「実践経験の量」がモノを言います。まずは、あらためて大まかなルールを振り返ってみましょう。


比較級の基本3種類とは?

  1. 2者間の性質・程度が同じことを表す [原級による比較]

        Kate is as tall as her mother (is).

        I don’t go out as often as I’d like to.

        He’s almost as good as me.


2. 2者間の性質・程度の差があることを表す [比較級による比較]

  Tom is taller than his father (is).

       She works more effectively than anyone I know.

       Birmingham is smaller than London.


3.   3者以上の間で性質や程度が一番であることを表す [最上級による比較]

       Bill is the tallest in his family. 

       She is the most useful member of the team.

       Mexico City is one of the largest cities in the world.


高得点 7.0以上を目指す方! 必須の比較級


●「~のX倍・・・だ」を表す

This room is twice as large as that one.

That room is half as large as this one.


● 「できるだけ・・・」を表す

Call the doctor as soon as possible!

The doctor came as quickly as he could


● 「抜群に・・・だ」を表す

She is by far [much] the best singer in this country.


● 「もっとも・・・でない」を表す

This is the least expensive computer in this store.


● 「もっとも・・・なものの1つ」を表す

This is one of the nicest rooms in the hotel.


●the + 比較級+ SV…, the + 比較級 + SV ~ 程度を増したり減じたりする

The more you read, the more you’ll learn.

The more I see him, the more I like him.


● 「~ほど・・・でない」

This car is less expensive than that one.


● 原級を使って「~ほど・・・なものはない」を表す

No (other) state in the United States is as [so] large as Alaska.


● no + 比較級 +than 「同じ程度にしか・・・でない」

The video camera is no bigger than my hand.

そのビデオカメラは私の手と同じくらいの大きさでしかない。


●no more …. than~ 「~と同じように・・・でない」共に否定する表現

Sleeping too much is no more healthy than eating too much (is).

寝過ぎは、食べ過ぎと同じように、健康に良くない。


● no less … than ~ 「~に劣らず・・・」共に肯定する表現

Relaxing is no less important than working (is).

リラックスすることは、仕事をすることと同じように大切なことだ。


● no more than + 数詞「(ほんの)~しか / (わずか)~にすぎない」

He paid me no more than 3,000  yen for the work.

彼はその仕事に対して、わずか3000円しか払ってくれなかった。


● no less than + 数詞 「~ほど多く」 数量が多い表現

She paid me no less than 30,000 yen for the work.

彼女はその仕事に対し、3万円も払ってくれた。


● not so much A as B  「AというよりはむしろB」

The drama was not so much a tragedy as a comedy.


● Nothing is more A  than B (BほどAなものはない)

Nothing is more important than health.

最上級を表す様な表現も効果的ではありますが、比較級を使って最上級を表現するということにもチャレンジしてみたいですね。

例文:Nothing is more important than having a balanced diet.

(バランスの良い食事を摂るほど重要なものはない。)

とthanの後ろは動名詞でも良いでしょう。


● the A (最上級) in [of] B   B の中で最も Aだ

The years I spent working with the children’s home were the most rewarding of my life.

その児童養護施設で働いて過ごした数年間は、私の人生で最も価値のあるものだった。


●the + 最上級 + 名詞 + (that) + 完了形 「これまで~した中で一番の・・・」

this is the very best wine I’ve ever tasted.

これは私がこれまで飲んだ中でまさしく最高のワインだ。


● all the + 比較級~  「それだけ・・・/ ますます・・・」

We respect him all the more for his honesty.

彼は正直なので、私たちはいっそう彼のことを尊敬しています。

She works all the harder because she has a child.

彼女には子どもがいるので、それだけいっそう一生懸命働くのです。


● prefer A to B   「 BよりもAを好む」

I prefer playing sports to watching them.

IELTSスピーキング-試験官はここをチェックしている! 「仮定法」

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! 「仮定法」


Grammatical Range and  Accuracy 文法力と正確さ


「仮定法」を使う CONDITIONAL STRUCTURES

IELTS Speakingは次の4つの基準で採点されます。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  • 語彙力(Lexical Resource)
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  • 発音(Pronunciation)


ここでは、3つ目の採点基準『文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)』

仮定法について解説します。


IELTS スピーキングで高得点(バンドスコア7.0~) を取る秘訣の一つに、仮定法(仮定法過去や仮定法過去完了)を活用する手があります。


実際のスピーキングの試験で使う機会はたくさんあります。特にパート3のスピーキングで活用しましょう。また、if を使って話を発展させることができるのでとっても有効的です。

仮定法がシッカリと使えることを試験官にアピールして、スコアアップにつなげましょう。

┃仮定法とは


If を使った文章のことで、3つの種類があります。


1.ただの条件節(現実にありえる事)

2.現実にありえない事を仮定する仮定法過去

3.過去の事実に反する仮定を表す仮定法過去完了


1.ただの if 文 – 現実のこと(現実に起こりうること)を言う

 例:If it rains tomorrow, we will cancel the picnic.

      If 節の中の動詞は現在形で、主節には will や may などの助動詞の原形が入ります。


2.実際はそうでないことを表現する仮定法過去 (もし~なら、~だろうに) 

   例 :  If I were [was] you, I would study medicine. 


   If 節の中は動詞の過去形を使って、それが現在の事実の仮定であることを表現します。 

   ※本来現在形になるところを時制を一つずらして過去形にすると覚えてください。

         例:If I had a lot of money, I would buy an island. 

  主節には助動詞の過去形(would, might, could)を使います。

      つまり、 if + 主語+動詞の過去形、主語+would + 動詞の原形 で表します。


3.過去の事実と異なることを仮定する場合の仮定法過去完了 

(もし~だったなら、~だっただろうに)

  過去の事実と違うことを表すには、if節の中は過去完了形(had+動詞の過去分詞形)にします。

  本来過去形になるところを時制を一つずらして過去完了にするとおぼえてください。

  例:If I had studied harder, I would have passed the exam.

  このように、if + 主語+had+動詞の過去分詞形, 主語+would +have + 動詞の過去分詞形で表します。

  (a)         If I had known her phone number, I would have called her.

                 彼女に電話番号を知っていたら、彼女に電話していただろうに。

⇒現実には、電話番号を知らなかったので、電話しなかった。


  (b)  She would have died if the climber had not found her.

     もし登山者が彼女を見つけていなかったら、彼女は死んでいただろう。

     ⇒現実には、登山者に見つけられたので、生きていた。


IELTS スピーキング テストで仮定法を実際に使った例:


1.条件節

 Question:Some people say that working from home will be quite common in the future. Do you agree?


 Answer:More people will work from home in the future. If the internet becomes faster and there are more programs, such as Skype, that will allow people to work from home more easily.


 2.  仮定法過去

Question:If you could choose any country to live in, where would you choose?


     Answer:If I could live in any country, I would probably choose Australia. The weather is great; the people are super friendly and just imagine living beside all those beaches. If I could choose another country, it would have to be Italy, for the architecture, the culture and its fascinating history.


● ILETS試験官のねらいは?

「Would」を使った質問では、試験官は受験者が「仮定法」が使えるかを試しています。

スコアアップを目指すなら、wouldやcould, mightを使って回答する必要があります。

Would you like to move to another city in the future?と聞かれた場合は、

回答例

I would like to change cities if I had the chance, because if I lived in a different city I would make lots of new friends and I could try lots of new kinds of food. Also I might be able to find a well-paid job.

意訳:もし機会があったなら、ぼくは違う街に引っ越したいです。なぜなら違う街で暮らしていたなら、ぼくは多くの新しい友人を作ることができるだろうし、新しい食べ物を食べることができるからです。そのうえより給料の高い仕事を見つけることができるかもしれません。


● 注意すべき仮定表現


▮「そろそろ~の時間である」  It is time~ (仮定法過去形)

 It’s timeの後が仮定法過去になる

It’s time I went home.

そろそろ家に帰る時間だ


▮「もしAがなければ」を表す if it were not for A

現実の事実とは異なる仮定を表す。

If it were not for water, we could not live.

水がなければ、私たちは生きられないだろう


▮「仮に~するならば」を表す if S were to [should] do

実現の可能性が低い未来の仮定を表す。

If you were to fall from that bridge, it would be almost impossible to rescue you.

あの橋から落ちたら、あなたを助けることはほとんど不可能だろう


▮ ifが省略されて倒置が起きている場合

if が省略されるとif 節の中に倒置が起き、疑問文と同じ語順になる

Had I arrived five minutes earlier, I could have been in time for the train.

5分早く着いていたら、その列車に間に合うことができただろうに。


IELTSスピーキング- 試験官はここをチェックしている! Complex Structure

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Complex Structure

Grammatical Range and  Accuracy 文法力と正確さ


┃Complex Structure  複雑構文を使う

IELTS Speakingは次の4つの基準で採点されます。

  • 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  • 語彙力(Lexical Resource)
  • 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  • 発音(Pronunciation)


ここでは、3つ目の採点基準『文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)』について解説します。



試験官は以下を含む多くの要素を総合的にみて採点しています。

① 文の構成力

② 節の使用(従属節など)

③ ハイレベルな構文の使用

④ 時制の知識

⑤ ミスの割合(各文におけるミスの量)

⑥ ミスのレベル(ベーシックな文でのミスか、ハイレベルな文でのミスか)


▮ Complex structure  複雑構文を使う

IELTSスピーキングは、全く文法ミスをしなければ高得点が取れるというものではありません。もちろん簡単な文法ミスはいけませんが、高得点を狙うなら、むしろ多少のミスを犯してでも高度な文法(重文、複文など複雑な文構成)を使ってください。


試験管は、受験者が正しい文法知識をもち、それをしかるべき時に、

しかるべき場所で、正しく活用しているかを判定します。

一つひとつの文章の長さやどの程度複雑な構文が使われているかにも注目します。

また、多様な構文を採用し、それらが適切に使われているかを評価します。


● 3つの基本文で重文や複文を使えると得点が上がります


① Simple Sentences  単文

従属節を持たない主節のみの文です。


例 : 

The cat sat on the wall.

The black and white cat sat on the cement wall.

The cute, black and white cat was sitting on the grey, cement wall next to a girl.

下の2つは名詞句が入りやや長い分にはなっていますがSimple Sentences 単文となります。


② Compound Sentences 重文


主語と述語をそなえた部分を二つ以上含む文で接続詞(but, and, so, becauseなど)で繋がっています。

例:

The cat sat on the wall and was stroked by the girl.

The cat sat on the wall and was stroked by the girl, but the cat didn’t like it.


③ Complex Sentences 複文 


(主語と述語とから成る)二つ以上の句が一つの文を構成しているもので、接続詞( such as because, since, after, although, when, while.など)で繋がっています。従位[従属]接続詞とも呼ばれています。

例:

The cat was sitting on the wall because she was tired.

The cat was sitting on the wall [主節] because [接続詞] she was tired [従属節].

Because she was tired, the cat was sitting on the wall.

While the cat was sitting on the wall, a girl stroked her.

The girl was stroking the cat because she liked the feel of its fur.



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IELTSスピーキング- 試験官はここをチェックしている! Idiom

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Idiom

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(E)

┃ use a range of idioms   (イディオム)


受験者はIELTS スピーキング テストがゲームであることを強く認識してください。

試験官は、IELTS評価基準(ルール)に従い、ポイントを与えたり減点したりします。

したがって、受験者はIELTSゲームのルールを覚え、どうしたらポイントが得られるか、

何をすると減点されるのかを認識して対策をするようにしましょう。


ハイスコア(7.0 +)を目指すなら、イディオムを積極的に使うようにします。


単語だけ無難に使っていると、試験官は語彙力に疑問を持ち、6.5からの加点を

しなくなります。


イディオムを使うことはチャレンジになります。 試験官はイディオムを使わせる

誘導的な質問はしません。 例えば、試験官が” would you like to travel to another country?” 

と質問する場合は、意図的に 受験者が “would” を使って返答できたかを試していますが、

イディオムは、受験者が自発的に使っていかなけえればなりません。


イディオムは間違って使うと話の内容がわからなくなる危険もあるので、自信がつくまで、

練習パートナーと積極的に練習しましょう。 


イディオムを適切に使えれば語彙力を試験官にアピールすることができ、高得点が約束されます。


イディオムを使った 回答例






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試験官はここをチェックしている! 【Connotation(コノテーション)】とは?

IELTSスピーキング 試験官はここをチェックしている! Connotation

Lexical Resource / Vocabulary  語彙の豊富さ(D)


状況にふさわしい言葉を選んで使うことができるか(connotation)」


単語は3つのconnotation (negative, neutral, positive)のどれかに当てはまります。


受験者が好意的(positive)な意味で使った単語がネガティブな単語であったりすると、

語彙力の不足と判断されてしまいますので注意が必要です。


例えば、「あまり動かない人」について話すときに「lazy」とするか、「inactive」とするか、「laid-back」とするかでニュアンスが変わってきます。そのニュアンスを理解したうえで使えているかどうかが試されます。


また、友人の体系(body )について話すときに「She is thin」と言えば、試験官は痩せているとだけ理解します、thinは、それ以上の表現ではありませんが、「she is skinny」と言うと、友人が痩せすぎている(から心配だ)とネガティブな発言と理解してしまいます。 一方で「she is slim」と言えば、あなたが友人の体系を好意的(positive)に思っていると理解します。



■ IELTSでなぜ重要?

IELTSスピーキングでは、「語彙の豊かさ(Lexical Resource)」の一環として、語彙の使い方の正確さと自然さが評価されます。
特に、文脈にふさわしいconnotationを持つ語彙を使えるかどうかは、バンドスコア7以上を目指す上で重要なポイントです。



■ 具体例で理解しよう!


例1:旅行について話す場面


質問:What kind of places do you like to travel to?
✗ 不適切な例:

I like to travel to cheap places because I don’t want to spend much money.
→ “cheap” は「安っぽい・質が悪い」というネガティブな含みを持つことがあり、やや不適切。

✓ 適切な例:

I prefer to travel to affordable places because I try to keep my expenses low.
→ “affordable” は「手ごろな価格で良いものが得られる」というポジティブなconnotation。



例2:人の性格を説明する場面


質問:Describe a friend you admire.
✗ 不適切な例:

He is very childish sometimes, but he makes me laugh.
→ “childish” は「子供っぽくて未熟」というネガティブな意味合い。

✓ 適切な例:

He is very childlike, always curious and full of energy, and he makes me laugh.
→ “childlike” は「純真で無邪気」というポジティブなconnotation。



■ 試験対策のヒント


  • よく使う形容詞や動詞の類義語とそのニュアンスを学びましょう
    例:angry → annoyed(軽い)/furious(強い)/irritated(イライラ)
  • 例文ごと覚えて、使い分けの感覚を養いましょう
  • ネイティブのスピーチやYouTubeの会話などで語感に慣れるのも効果的です




■ まとめ

IELTSスピーキングで高得点を狙うには、**語彙の量だけでなく「質と使い方」**が重要です。
同じ意味でも、文脈に合ったconnotationを持つ語を選べることが、自然な英語運用力として評価されます。



Connotation (含意) の例