
📘 今回のイディオム
“on the same page”
英語の会話でとてもよく使われる表現 “on the same page”。直訳すると「同じページにいる」ですが、実際にはまったく違う意味で使われます。ビジネスの打ち合わせやチームでのやり取り、日常会話でも頻出のフレーズです。
💡 どんな意味?
“on the same page” は「意見や理解が一致している」「同じ考えを持っている」という意味です。つまり、「話がかみ合っている」「みんなが同じ認識を共有している」というニュアンスを表します。
会議で上司が “Let’s make sure we’re all on the same page.” と言えば、「全員の認識をそろえよう」という意味になります。
📜 語源について
この表現は、本を読んでいる人たちが「同じページを見ている」ことに由来します。全員が同じページを読んでいれば内容を共有できますが、ページがずれていたら話が噛み合わないですよね。そのイメージから、「意見が一致している」「情報を共有できている」という意味で使われるようになりました。
🗣 使い方をチェック!
1️⃣ We need to be on the same page before the meeting starts.
(会議が始まる前に、私たちは認識をそろえる必要があります。)
2️⃣ I’m glad we’re on the same page about the new project.
(新しいプロジェクトについて、意見が一致していてうれしいです。)
3️⃣ Let’s review the plan again to make sure everyone’s on the same page.
(全員の認識が一致していることを確認するために、もう一度計画を見直しましょう。)
🔍 ポイント解説
“be on the same page” は主に 「複数人の間での共有・合意」 を強調するフレーズです。
個人の理解ではなく、「チーム・家族・パートナーなど複数人」 の話題で使われることが多い点がポイント。
また、ビジネス英語では “alignment”(方向性の一致)というキーワードと近い感覚で使われます。
🌿 似たような表現
- see eye to eye:完全に意見が一致している(より強い一致)
例:We don’t always see eye to eye, but we respect each other. - be in sync:同調している、テンポが合っている
例:Our team is finally in sync after weeks of confusion. - be on board:賛同している、同意している
例:Everyone in the department is on board with the new idea.
共通のゴールを目指すときに “on the same page” を自然に使えると、英語での協調力が一段と伝わります。
チームワークや人間関係を円滑にする魔法のひと言、ぜひ今日から使ってみてください。








