
IELTSスピーキング スコアアップのコツ!
アクセントよりも「明瞭さ」!通じる発音を目指すには
IELTSスピーキングでは、英語を「どれだけ自然に話せるか」ではなく、「どれだけ分かりやすく伝えられるか」が重要です。ネイティブのような完璧な発音やアクセントがなくても、高スコアを狙うことは可能です。今回は「明瞭さ(clarity)」に注目し、発音評価の仕組みとスコアアップのコツを解説します。
◆ 発音は「明瞭さ」が重視される!
IELTSスピーキングの評価項目のひとつ「Pronunciation(発音)」では、以下の点が重視されます。
- 発音が聞き取りやすいか(明瞭さ)
- 英語のリズムやイントネーションが自然か
- 音のつながり(リエゾン)やストレスの使い方
つまり「どこの国のアクセントか」ではなく、「話している内容が正確に伝わるか」がポイントです。
◆ アクセントが強くても高スコアは取れる!
たとえば日本語なまりの英語であっても、相手に正確に意味が伝わり、文法や語彙の面での完成度が高ければ、Band 7以上を取ることも可能です。実際に、非ネイティブの受験者の中にも、強めの母国語訛りを持ちながら高得点を取得している例は多くあります。
◆ 明瞭な発音を身につけるコツ
▶ 1. 単語のストレスに注意する
例:present(名詞)とpre_sent_(動詞)など、強く読む部分を意識するだけで聞き取りやすさが格段に向上します。
▶ 2. 音のつながりを練習する(リエゾン)
例:get it → ゲリッ、pick it up → ピキラップ のように、自然な音の流れを意識すると、より滑らかに聞こえます。
▶ 3. 影読(シャドーイング)で耳と口を慣らす
ネイティブの音声を真似して繰り返すことで、イントネーションやスピード感を身につけられます。
YouTubeやBBC Learning English、TEDなどを活用しましょう。
◆ 発音よりも「一貫性」がカギ!
評価官は、発音に「一貫性(consistency)」があるかもチェックしています。
たとえば「th」や「r」の音などが苦手でも、同じ発音で一貫して話せていれば減点対象にはなりません。むしろ無理にネイティブの真似をして不自然な発音になる方が逆効果です。
◆ 練習するときのポイント
- スマホで自分の音声を録音して確認
- スクリプト付き音声で「聞いて・真似て・確認する」習慣
- 日本語英語でもいいから、はっきり・自信を持って話すこと
◆ まとめ:伝わればOK!「伝わる発音」がスコアアップのカギ
IELTSのスピーキングで重要なのは、「ネイティブっぽく話す」ことではありません。
自分の意見や情報を、相手に分かりやすく伝える明瞭さこそが、高スコアへの近道です。焦らず、発音の「完璧さ」ではなく「聞き取りやすさ」を目指しましょう!