2025年07月02日

🐶今回のイディオム
“barking up the wrong tree”
今回ご紹介するイディオムは “barking up the wrong tree”。直訳すると「間違った木に向かって吠える」ですが、ネイティブはこの表現をどんな場面で使っているのでしょうか?
🌳どんな意味?
“barking up the wrong tree” は、「見当違いのことをしている」「誤った相手や原因を責めている」という意味です。相手の行動や主張が的外れだと伝えるときによく使われます。
🔍語源について
この表現は19世紀のアメリカで生まれたとされています。猟犬が獲物を追って吠えているが、実際には獲物がその木にはいない、という状況から生まれました。つまり、正しいターゲットに向かっていないというニュアンスが込められています。
💬使い方をチェック!
- If you think I’m the one who broke the window, you’re barking up the wrong tree.
(私が窓を割ったと思っているなら、それは見当違いだよ。) - He blamed the manager for the delay, but he was barking up the wrong tree.
(彼は遅れをマネージャーのせいにしたが、それは的外れだった。) - Trying to solve this issue by calling customer service is barking up the wrong tree—you need to talk to the tech team.
(この問題をカスタマーサービスに連絡して解決しようとしても無駄だよ。技術チームに話すべきだ。)
💡ポイント解説
この表現は、比較的カジュアルな会話で使われることが多いですが、ビジネスシーンでも使われることがあります。相手の主張が間違っていることをやんわりと指摘したいときに便利です。ただし、使い方によっては批判的に響くこともあるので、丁寧な言い回しとセットで使うと安心です。
🔄似たような表現
- Off the mark(的外れである)
例:His comment was completely off the mark. - Missing the point(要点を外している)
例:You’re missing the point of the discussion. - Going down the wrong path(誤った方向に進んでいる)
例:I think we’re going down the wrong path with this strategy.
相手の思い込みや誤解をやんわりと指摘したいとき、“barking up the wrong tree” はとても役立ちます。ネイティブが日常的に使うこの表現、今日からぜひ使ってみましょう!