英語4技能対策

“face the music  ” って? 今日から使えるネイティブ表現


★ 今回のイディオム

“face the music”



「face the music」は、**「困難な状況や結果に立ち向かう」「自分の責任を受け入れる」**という意味のイディオムです。

たとえば「やるべきことをやらなかった」あとに、その結果として怒られたり罰を受けるときなどによく使われます。



🎯 どんな意味?


「(不快な)結果や現実に立ち向かう」「責任を取る」「避けられない状況を受け入れる」といった意味があります。

ネガティブな文脈で使われることが多く、仕事や学校、日常生活のあらゆる場面で登場します。



🪘 語源について

この表現の語源ははっきりしていませんが、有力な説が2つあります:

  1. 軍隊説:除隊処分などの際、軍楽隊の前で処分を受けることが「音楽に直面する(face the music)」に例えられた。
  2. 演劇説:俳優がステージに立って、観客(=楽隊がいる方向)に向かって演技をする=現実と向き合うという比喩。

いずれにせよ「逃げられない場面に正面から立ち向かう」という意味が込められています。



📚 使い方をチェック!


  1. He forgot to submit the report, so now he has to face the music.
     (レポートを出し忘れた彼は、今やその責任を取らなければならない。)

  2. If you lie, eventually you’ll have to face the music.
     (嘘をつけば、最終的にはその報いを受けることになるよ。)

  3. She knew she had made a mistake and was ready to face the music.
     (彼女は自分のミスを認め、結果を受け入れる覚悟をしていた。)




🔍 ポイント解説


  • 「避けたいけど避けられないこと」に向き合うときに使います。
  • 日本語で言えば「覚悟を決めて責任を取る」「自業自得」「報いを受ける」といった意味合い。
  • フォーマル・カジュアルどちらにも使えますが、ビジネス英語でも頻出です。




🎭 似たような表現


イディオム意味
take the heat責任や批判を引き受ける
pay the price代償を払う、報いを受ける
bite the bullet苦しいことに耐える、やるしかないことをやる


最後に一言
“face the music”は、責任や現実にしっかり向き合う姿勢を表す、とても英語らしい表現です。言い訳をせず、潔く行動する場面で使ってみてください。英語での信頼度もアップすること間違いなしです!



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