2025年07月05日

★ 今回のイディオム
“face the music”
「face the music」は、**「困難な状況や結果に立ち向かう」「自分の責任を受け入れる」**という意味のイディオムです。
たとえば「やるべきことをやらなかった」あとに、その結果として怒られたり罰を受けるときなどによく使われます。
🎯 どんな意味?
「(不快な)結果や現実に立ち向かう」「責任を取る」「避けられない状況を受け入れる」といった意味があります。
ネガティブな文脈で使われることが多く、仕事や学校、日常生活のあらゆる場面で登場します。
🪘 語源について
この表現の語源ははっきりしていませんが、有力な説が2つあります:
- 軍隊説:除隊処分などの際、軍楽隊の前で処分を受けることが「音楽に直面する(face the music)」に例えられた。
- 演劇説:俳優がステージに立って、観客(=楽隊がいる方向)に向かって演技をする=現実と向き合うという比喩。
いずれにせよ「逃げられない場面に正面から立ち向かう」という意味が込められています。
📚 使い方をチェック!
- He forgot to submit the report, so now he has to face the music.
(レポートを出し忘れた彼は、今やその責任を取らなければならない。) - If you lie, eventually you’ll have to face the music.
(嘘をつけば、最終的にはその報いを受けることになるよ。) - She knew she had made a mistake and was ready to face the music.
(彼女は自分のミスを認め、結果を受け入れる覚悟をしていた。)
🔍 ポイント解説
- 「避けたいけど避けられないこと」に向き合うときに使います。
- 日本語で言えば「覚悟を決めて責任を取る」「自業自得」「報いを受ける」といった意味合い。
- フォーマル・カジュアルどちらにも使えますが、ビジネス英語でも頻出です。
🎭 似たような表現
イディオム | 意味 |
---|---|
take the heat | 責任や批判を引き受ける |
pay the price | 代償を払う、報いを受ける |
bite the bullet | 苦しいことに耐える、やるしかないことをやる |
最後に一言
“face the music”は、責任や現実にしっかり向き合う姿勢を表す、とても英語らしい表現です。言い訳をせず、潔く行動する場面で使ってみてください。英語での信頼度もアップすること間違いなしです!