TOEFL対策コラム

TOEFL iBT ライティング テストとは

TOEFL iBT ライティングの概要


■所要時間は30分

ライティングセクションは、2時間に及ぶTOEFL iBT®テストの最後のセクションです。

所要時間は30分で、20分間のIntegrated writing taskと10分間の Academic Discussion task

の2つの課題に取り組むことになります。


■2つの課題が課される

▼Integrated writing task

はじめにリーティングとリスニングを行った上でその内容を要約する課題です。


書くだけではなく、読んだり聞いたりする技能も必要なので「Integrated(統合的)」と呼ばれます。


まず3分の時間内でアカデミックなトピックに関する短いパッセージを読み、その後、

同じトピックに関する約2分のリスニング音声を聞きます。リスニング音声の内容は、

パッセージの内容に関する講義となります。


リスニング音声を聞き終わったら、20分間でライティングを完成させます。

解答のライティングは、リーディングとリスニングの内容を使ってようやくする形で質問に答えます。


▼Academic Discussion task


大学の授業の意見交換用のオンライン掲示板に、教授の質問に対する他生徒の回答を参考にし、

自分の意見を投稿します。

トピックについての専門的な知識は問われず、自分の経験や知識に基づいて、

具体的な例とともに、回答を100語以上にまとめます。


設問に明確に答えているか、意見の展開の分かりやすさ、単語・文法の幅広さや

正確さなどが評価されます。

TOEFLライティング 対策&解答テクニック Contents

roefl contents 11

▮ Writing for an Academic Discussion task サンプル問題

 5分でわかる! TOEFLライティングテストとは

▮ エッセイが上達する秘訣! Thesis Statement (Integrated)

▮ エッセイが上達する秘訣! 文章をつなぐ words & phrases  (Integrated)

▮ エッセイが上達する秘訣! 文章構成 (Integrated)

▮ 簡単なスコアアップのコツ!  アメリカ式キーボードに慣れる

▮ 簡単なスコアアップのコツ!  テスト開始のタイミングに気を付ける

▮ パラフレイジング(言い換え)で高得点を狙う

▮ 5分でわかる! Integrated  速読術

 5分でわかる!Integrated パッセージの読み方

▮ 5分でわかる!Integrated レクチャーの聞き方 

▮ 5分でわかる!Integrated  = 反論するフレーズ =

▮ 5分でわかる!Integrated  =  読みやすいエッセイ =

▮ 5分でわかる!Integrated  パッセージを述べるフレーズ

▮ 5分でわかる!Integrated  パッセージ・レクチャー 関連付け(1)

▮ 5分でわかる!Integrated  パッセージ・レクチャー 関連付け(2)

▮ 5分でわかる!Integrated  正しいTrasitions(転換語)の使い方

▮ 5分でわかる!Integrated  時間節約 テンプレート

Writing for an Academic Discussion task


TOEFL iBT テストは2023年7月26日より試験時間を1時間短縮した新形式のテストになります。


新形式のテストでは、ライティングコースの「Independent task」が

Academic Discussion task」に変更されます。


「Academic Discussion task」のレッスンをご希望の方は直接担当講師にお申し付けください。


現在 100レッスンご用意しております。

Academic Discussion task   100 Lessons (1 Lesson = 25 分)


Academic Discussion task サンプル問題


「Independent task」は、設問に対して自分の意見を書くタスクでしたが、

「Academic Discussion task」は、Instruction、教授の質問、それに対する他の生徒の

回答を読んだ後に、自分の意見を回答するタスクです。


回答時間は30分から10分に変更になります。


▮ サンプル問題


=====================================

▮ サンプル回答

(出典: ETS Japan )

TOEFL iBT 新形式テストについて


TOEFL iBT テストは2023年7月26日より試験時間を1時間短縮した新形式のテストになります。

新形式のテストでは、ライティングコースの「Independent task」が

Academic Discussion taskに変更されます。


2023年7月26日以降に受験される方は、「Independent task」ではなく、
「Academic Discussion task」を受講してください。

「Academic Discussion task」のレッスンをご希望の方は直接

担当講師にお申し付けください。


TOEFL iBT®︎テスト形式   


変わること・変わらないこと


変わること

① 試験時間が3→2時間に

● Readingはパッセージ2つ(計20問)に短縮
● Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)の撤廃
● 各セクションのInstructionとナビゲーションの簡素化

● 休憩時間の撤廃


② Writingが1問変更、回答時間が3分の1に

● Independent taskがAcademic Discussion taskに変更(30分→10分に短縮)
● Academic Discussion taskでは、Instruction、教授の質問、他の生徒の回答を読んだ後、他の生徒の意見も参考にしながら自分の意見を回答
● Writingのスコア採点基準(Rubrics)が、Independent Writing RubricsからWriting for an Academic Discussion Rubricsに変更


変わらないこと

テスト内容

● 100% Academic English 

● Reading、Listening、Speakingの出題形式

● Reading、Listening、Speakingの各設問とWriting Integrated Taskの一問あたりの解答時間 

● Reading、Listening、Speakingの各設問とWriting Integrated Taskの難易度 


スコア

● スコアスケール(0-120満点) 

● Speaking、Writing Integrated Taskのスコア採点基準(Rubrics) 

● 試験終了時、画面上でのReading、Listeningスコア(非公式)の表示

(出典: ETS Japan )

「シャドーイング」 完全攻略

シャドーイングとは?



「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながら、1、2語遅れで音声のあとを

追いかける練習方法です。


聞こえてくる音声を影(シャドー)のように追いかけることから、この名称になりました。


シャドーイングを正しく実践することで、リスニング力だけでなく、

スピーキング力もアップすると言われています。


シャドーイングの効果 1. リスニング


シャドーイングが最も効果を発揮するのは、「リスニングスキルの向上」です。


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。

そのため、発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


なので、シャドーイングによる正しい発声トレーニングがリスニング向上になるのです。


英語を正しくリスニングするには、「音を聞いて(音声知覚)」「意味を理解する(意味理解)

という2つのステップがあります。


これは、母語であっても第二言語であっても同じです。


ステップ 1.耳から入った音声を単語として認識【音声知覚】


ステップ 2. 語彙や文法知識、背景知識などをもとに意味内容を理解【意味理解】


まずは、音声知覚で単語を聞き取り、そのあとに、頭のなかにある語彙や文法知識

などを使って内容を理解します。


ではなぜ、母語では音声を聞いたと同時に理解ができるのに、 英語が第二言語

のリスニングとなると、理解が難しくなるのでしょう。


実は脳内のワーキングメモリ(作業記憶)のなかで「音声知覚」と「意味理解」

は競合しているという点です。

ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶し、

保持する能力のことを指しますが、このワーキングメモリの中には

一定量の情報しかとどめておくことができません。


そのため、英語をリスニングしているときに、英語を正しく聞き取ろうと

意識を集中することで音声知覚(何と言っているのかを把握すること)

メモリ資源をたくさん消費してしまうと、そのぶん意味理解(どんな意味なのか

を把握すること)に使用できるメモリ資源が少なくなってしまい、

結果としてうまく聞き取れなかったということが起こります。


これには、脳の「ワーキングメモリ(一時的に情報を脳に保持し、処理する能力)」

が関係しているのです。


つまり、リスニング力を高めるためには、できる限り音声知覚に使用するメモリを減らし、

意味理解にたっぷりとメモリを使える状態にすることが重要となります。

そこで役立つのが「シャドーイング」のトレーニングなのです。


シャドーイングによる音声知覚を「自動化」後のワーキングメモリ


英語初心者のリスニング時のワーキングメモリ



シャドーイングでは、すべての単語とその発音を正確にとらえる必要がありますから、

音声知覚のプロセスを集中的に鍛えることができます。


そして音声知覚が鍛えられ、自動化される(考えなくてもすぐにできる状態になる)と、

ワーキングメモリのリソースを理解に回せるので、リスニング力が向上するのです。


シャドーイングの効果 2. スピーキング


シャドーイングはスピーキングスキルまでも向上させます。

その理由を見てみましょう。


スピーキングには3つのプロセスがあり、以下の順で進行しています。


プロセス1. 話そうと思うメッセージをつくる【概念化】


プロセス2. 単語や文法知識を用いて、頭のなかで言葉にする【言語化】


プロセス3. 実際に声に出して発音する【調音】


まずは【概念化】。ここでは伝えたいメッセージを思い浮かべます。


次に【言語化】で、脳内に記憶されているメンタルレキシコン(心的辞書)にある、

さまざまな言語情報を参照し文章をつくり上げます。


この言語化のとき、発音やアクセントなども頭のなかでシミュレーションします。


そして最後の【調音】で、口の開き加減や舌の使い方を調整し、

物理的に声を出して発声します。


シャドーイングは、【言語化】と【調音】のプロセスを、何度もリハーサルする

ことになるので、スピーキング力が鍛えられるのです。


また、シャドーイングは発音だけでなく、リズムや息継ぎの場所までコピーするので、

練習するうちに、英語の正しい発音やアクセント、文の抑揚なども習得できます。


シャドーイングの正しいやり方



①自分に合ったレベルの教材を選定する


シャドーイングの教材を選ぶ際、自分の英語レベルに合った教材を選ぶことが重要です。

音声を聞いて内容が7~8割程度理解できるレベルの、少し易しめの教材を選ぶことが

挫折せずに続けるコツです。


また、興味や目的に合った教材を選ぶことも忘れずに。

仕事で英語が必要な方ならビジネス関連の教材、

IELTSの点数アップを狙う方ならIELTSの教材を選ぶなど工夫してください。


英語学習初級者の方は、映画やドラマではなくまずは英語学習者向けの教材を

選ぶことをおすすめします。


また教材は、音声にスクリプトと和訳があるものをお勧めします。


事前に音声のスクリプトを確認し、どんな内容なのか把握しましょう。


時間をかけてでも分からない単語や表現を調べ、音声が何を言っているか

しっかり理解できるようにすることで音声に集中することができます。



②「正しい音」でシャドーイングする



シャドーイングは、間違った音声(発声)でやると効果が半減します。


正しい音を反芻することで脳内にデータが蓄積していき、

音声の知覚能力の向上につながります。


シャドーイングを正しく行うには、音の変化を正しく理解することが重要です。


英語は日本語と全く異なる音の変化をするのが特徴です。


例えば「連結」とは、特定の子音と母音が連続した時に生じる音の変化を表します。


こういった音の変化がどのようになっているか注意深く聴きながら、「聴こえたまま」

発声することに集中しましょう。



③1教材に対して3~4日をかけて完全再現を目指す


リスニング力向上において不可欠なのが「音声データの蓄積」です。


しかし、毎日課題を変えてしまうと「新しい音源に慣れる」ことに労力を使ってしまい、

音声データの蓄積にまで至りにくくなります。


結果、せっかくやっているシャドーイングの効果が出づらくなります。


1つの教材を3~4日かけて発声を再現できるのがリスニング力向上に適しており、

正しい音の変化を耳に定着させるのにちょうど良い期間とされています。


それ以上やりすぎると文章を記憶してしまい、発声するトレーニングに適さなくなってきます。


3~4日かけてシャドーイングすることで、耳で音を捉えて期待する効果を発揮できます。



④ シャドーイングの具体的な流れ


①音源を聞く
②文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する。
③シャドーイング
⑤振り返り


2日目以降
④シャドーイング
⑤振り返り


1.音源を聞く


いきなり初見の音を聞きながらシャドーイングをするのではなく、まず音源を

聞いてみましょう。音源のスピードやリズムを掴むのがポイントです。


また、「どのくらい聞き取れるか?」とリスニングトライをするのもシャドーイング

を進めていくと成長を感じられるポイントなのでおすすめです。


2.文章を読み、わからない単語や表現を調べて内容を理解する。


シャドーイングは話の内容に積極的にフォーカスするトレーニングではありませんが、
このプロセスは必ず行いましょう。なぜなら、どの単語を発話しているかを

理解していないと、音声データを蓄積するのが難しいからです。


さらに、文章を読むことで副産物的に表現や語彙などの知識が蓄積される利点もあります。


3.シャドーイング:目安回数20回以上


シャドー(shadow : 影)という名の通り、スクリプト(台本)を見ずに、
音のみを頼りに1~2語遅れながら復唱(シャドーイング)をしていきます。


回数の目安は取れる時間にもよりますが、20回以上実施しましょう。

この時に注意したいのが「音マネ」にならないようにすることです。


必ず「音を聞く→脳内に単語をイメージできている→発話する」という流れで

実施しましょう。もし途中で部分的になんて言っているか全くわからなくなったり

した場合や、単語をイメージできなくなってしまった場合はスクリプトを随時確認

するのを推奨します。が、終始スクリプトを見続けながら実施するのはやめましょう。


もし見続けながらでしかできない場合は教材のレベルが難しすぎるかもしれません。


また、もし自分の声で音がかき消されてしまう場合には、元の音源の大きさを

大きくするか、イヤホンを片耳/両耳につけ実施するとやりやすくなりますよ。


4.振り返り



シャドーイングが終わったらその場でおわりではなく、最後に必ず録音をする

ようにしましょう。その際、自分の音声とお手本の音源を聴き比べ、音源に似せて

発話するにはどうしたらいいか?を確認しましょう。


2日目以降


2日目以降は前日の苦手だった箇所を確認後、上記の4~5のみを実施します。

同じ課題は3~4日ほど実施しましょう。(音声データを蓄積するため)


シャドーイングには、添削が必要


人間の脳は、自分が発声できない音は、音と認識できません。そのため、

発声できない音声は、発音(英語)が聞き取れません。


だから、シャドーイングにおける添削が重要です。


正しい発音でシャドーイングして初めて音として聞き取れる(認識できる)

ようになってきます。自分の発音が間違っているのか、英語のプロから

客観的な添削(アドバイス)を得ることがリスニング力向上につながります。

IELTSリスニング「ディクテーション」完全攻略

ディクテーション(dictation)とは、「流れてくる音声を聞いて、

聞いたとおりに書き起こす」学習法です。


英語学習においては、リスニング力向上のための訓練として取り入れられています。

英語学習者の方で、ディクテーションについて詳しく知らない方や、

リスニングが苦手で悩んでいる方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。


今回は、ディクテーションを使って英語能力を格段と向上させる方法を解説します。


1.ディクテーションとは?
2.ディクテーションのメリット
3.ディクテーションの正しいやり方


1.ディクテーションとは?


ディクテーションは聞こえた音を一語ずつ書き留めていく作業なので、

集中して音声を聞かないときちんと聞き取れずうまくいきません。


高い集中力を保つことができるという点で、

ディクテーションは英語学習に効果的なのです。


2.ディクテーションのメリット


ディクテーションのメリットは以下の3つです。


● 聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる

● 聞き取れない原因が分かる

● リスニング力がアップする

  (IELTSのリスニングでは、Part1とPart4で、聞こえてきた単語をそのまま

   抜き出すディクテーションに近い問題が必ず出題されます。)

● ライティング力がアップする (文法、スペルミスが改善されます)
  


聞き取れない単語・熟語がピンポイントで分かる


ディクテーションを行えば、聞き取れない単語や熟語がピンポイントで分かるようになります。


聞き取れない単語が分かったら、該当箇所を何度も聞いたり、

スピードをゆっくりにして聞くなどして、聞き取れるようになるまで何度も聞きましょう。


聞き取れない原因が分かる


ディクテーションを行えば、英語が聞き取れない原因が分かるようになります。


聞き取れない単語や熟語が、見覚えのある単語・熟語だった場合、

単語・熟語の発音を覚えられていない可能性が高いです。


また聞き取れない単語や熟語が、見たこともない単語・熟語だった場合、

単純に語彙力不足である可能性が高いです。


聞き取れない主な原因


  • 正しい発音を知らなかった
  • 音声変化のルールがわからなかった
  • 単語を知らなかった
  • 熟語を知らなかった
  • 文法的な理解があいまいだったために聞き取れなかった



知らない単語や熟語は大抵の場合、ディクテーションでは書き取れません。


単語帳や熟語帳で学ぶのではなく、ディクテーショントレーニングの中で

知らない語彙を1つずつインプットしていったほうが効率良く勉強できます。


また、教わったことのある英文法も多々出てくると思います。

ディクテーションで出てきたもので文法的にあいまいだったものを

文法書で復習することができます。



ディクテーションを継続的に行っていく中で、

語彙力不足だと分かった場合には、


ディクテーションに加えて語彙力を強化するために

単語帳を使った英語学習を行うべきです。


ディクテーションのデメリット


英語初心者には向いていない


ディクテーションは英語初心者には向いていません。


なぜならディクテーションは、放送される英語音声の8割以上が理解

できる英語レベルでなければ成り立たないからです。


放送される英語音声のほとんどが理解できない状態でディクテーションをしても、

ほとんどの英文を文字に書き起こすことができません。


ほとんどの英文を文字に書き起こすことができなければ、

復習すべき英単語の量が膨大になってしまいます。


1問1問にとてつもない時間がかかり、全く前進できません。


また復習の量が多すぎて手が回らず、英語学習に挫折してしまう方も多く現れるはずです。


ディクテーションをしても、ほとんどの音声を聞き取れないような英語初心者のうちは、

ディクテーションはおすすめできません。


まずは基礎的な英単語や英文法から学習すべきです。


リスニング力がアップする


多くの英語学習者は、リスニング問題を解く時に音声を一度聞き、

復習の時にもう一度聞くだけで、それ以上英語の音声をきくことはありません。


つまり最大でも2回しか同じ英語の音声を聞かないのです。

しかしディクテーションでは、一言一句聞き逃さないように

全力で英語の音声を聞きます。


1回で聞き取るのがベストですが、1回で聞き取れなかった場合は、

繰り返し何度でも英語の音声を聞きます。


よってリスニング力が鍛えられます。


3.ディクテーションの正しいやり方


ではディクテーションのやり方をご説明していきます。


まず初めに教材の選び方ですが、


ディクテーション教材を選ぶ際にまず大事なのは、自分の英語レベルよりも

少しやさしい難易度のものを選ぶこと。


具体的には、9割程度の文章や単語は聞き取れて、わからない部分も

推測しながら理解できる教材がおすすめです。


慣れてきたら、IELTS公式問題集を使います。

特に、ディクテーションの問題が出題される可能性の高い、Part1、Part4

音声を中心に進めましょう。


ステップ① 英語音声を何度か聞いてみる


いきなりディクテーションを行う前に、2回から3回程度音声をリスニングします。


目的は耳を慣らすためなので、内容の詳細まで理解する必要はなく、

全体の雰囲気がわかれば大丈夫です。


だいたいの内容をつかみ、おおまかな全体像を把握しておいた方が余裕をもって取り組めます。

もちろん、ある程度自信のある方や慣れている方は

いきなり取り組むチャレンジをしても構いません。


この時点で紙とペンを用意しておきます。

ただし最近では、パソコンやスマホアプリを使ったディクテーションも可能です。

パソコンやスマホアプリを使ってディクテーションをする場合は、

キーボードを使って直接文字を入力するので、筆記用具は不要です。


音声はスピーカーよりイヤホンのほうが聞き取りやすいので、

機材の用意も万全にしておきます。


ステップ② 1文ごとに再生し、止めてから書き取る



書き取りは「1文ごと」を単位として取り組んでください。


音声を再生しながら、英文を一言一句紙に書き取っていきます。


スペルは正確に書き、a/anなどの冠詞、ofやinなどの前置詞も

聞き逃さないように注意してください。


文頭からピリオドまでを流したら、そこでいったん停止してから書き取ってください。

大切なことは、「停止するまではペンを動かさないこと」。

ひとまとまりの1文をしっかりと聞いてこそ、意味のあるディクテーションができます。


必ず、「聞きながら書かないこと」を徹底してください。

聞きながら同時にペンを動かしていると、書くことに意識が行ってしまい、

聞き逃す英語がどんどん増え、結果的に余計に時間がかかってしまうことになります。


また、意識が分散することで極端なぶつ切りのディクテーションに

なってしまうのもよくありません。


英語を英語として聞き、「こんな内容を伝える文だな」と理解できた上で

書き取ることを目指しましょう。


1文が長すぎる場合には、コンマや接続詞などいったん意味のまとまりが

区切れるところで切っても構いません。


ステップ③ 限界まで繰り返す


ディクテーションは何度も繰り返してください。

1回目は聞き逃したけれど2回目以降は聞き取れた、ということもあります。


もうこれ以上聞いても分からないという状態になるまで繰り返しましょう。


ステップ④ スクリプトを見て確認する


スクリプト(原稿)を見て、答え合わせをしてください。


聞き取れなかった部分や、聞き取ったつもりでいても実は間違えていた箇所などを確認し、
赤ペンなどで分かりやすくメモしておきましょう。


ステップ⑤ 問題点を探す



④で確認したところについて、何が問題で聞き取りに失敗したのか検証してください。


たとえば「そもそも知らない単語だった」「知っている単語なのに自分が思っていた発音

と違っていた」「発音の似た別の単語と聞き間違えた」「単語同士の音の連結に気づかなかった」など、

いろいろな課題が見えてくるはずです。


さらに音声の問題以外にも、自分が間違えた箇所では、

単語の語法や文構造がおかしいことに気が付くなど、

文法的な学びが得られることもありますので、細かくチェックします


ステップ⑥ 問題点を克服する訓練をする


⑤の検証結果をもとに、自分の問題点を克服する訓練をしてください。


訓練の基本は音読です。単語であれ音の連結であれ、自分で正しい発音

で言えるようになれば必ず聞き取ることができるようになります。


ステップ⑦ 後日、同じ音声で再ディクテーションする


数日から1週間程度開けてからもう一度同じ音声のディクテーションをしてください。


最初に取り組んだときには聞き取ることができなかった箇所を

正確に聞き取ることができるようになっていると確認できれば、

成長の証として大いに喜びましょう。


もし再度同じ失敗をするようであれば、改めて該当箇所を重点的に練習してください。

IELTS リスニング


IELTSのリスニングセクションでは、Part1とPart4で聞こえた単語を書き出す

問題が出題されます。普段からディクテーションでリスニング力を鍛えておくと、

問題が解きやすくなります。

 

 

TOEFL Junior スコアと結果通知

結果通知

テストの結果は、ETSが発行するオフィシャルスコアレポートに日本語版スコアガイドを加えて発行されます。
結果にはスコアのほか、セクションごとのCEFRレベルやLexile®指数が示されます。

*Lexile®指数

Lexile®指数は、英語の「読解力」と「文章の難易度」を表す指標で、TOEFL Primary® Step 1・Step 2 およびTOEFL Junior® Standard のリーディングセクションのスコアから算出されます。
自身のLexile®指数が分かると、能力と興味に応じた英語書籍や記事を検索することができ、多読の促進や読解力の向上につながります。
現在、世界180の国と地域で使用され、約50万冊(2019年9月時点)の書籍がマッピングされています。
TOEFL Primary® Step 1・Step 2、TOEFL Junior® Standard 専用のLexile®ウェブサイト


テスト結果 サンプル (出典:TOEFL Jr.公式サイト)



 TOEFL Jr.スコアレベルとCEFR対比表


TOEFL Junior® Standard の結果は各セクション200~300点(5点間隔)、合計600~900点のスケールスコアで表示されます。



CEFR

リスニング文法・語彙リーディング合計
B2290~280~280~850~
B1250~250~245~745~
A2225~210~210~645~
A1200~200~200~600~


出典:TOEFL Junior®公式サイト

リーディング攻略に絶対欠かせない! 単語の覚え方 

単語を制する者はリーディングを制す ! 


TOEFL iBTリーディングでは、日常会話では使わない学術的単語・表現が頻繁に

出現しますので、テスト対策の為の語彙習得に重みがあることは一目瞭然です。


約700語ものアカデミックな長文が3題出るわけですから、「読む」為に

相当な語彙力が必要なことは言うまでもありませんが、それに加えて、


               リーディングテストの約 25%


が語彙力を試す問題であることで、「スコアアップ」に直結するのです。

1 パッセージあたり4問くらい、3 パッセージだと12問くらいになり、


問題全体の4分の1程度になります。

どれくらい単語を覚えたらいいのか?


日本の受験英語に必要な語彙数は一般に約6000語~7000語と 言われていますが、


TOEFL iBT TESTでは約7000語~8000語


あれば 高得点が狙えると言われています。


但し、Car,Cat のような基本単語も含まれますから、実際に覚えるのは3000語前後です。


単語の覚え方は人それぞれあると思いますが、以下のように単語帳との組み合わせ

で単語を覚えていくことをお勧めします。

単語集を徹底的に暗記する

受験者の本音は、TOEFL iBTリーディングテストに関係ない単語の

暗記は避けたいわけですから、テストに必須単語を重点的に覚えていきましょう。


やはりお勧めは 「3800」です。 3800とは「TOEFL 単語3800」(旺文社) です。

この単語集には全部でレベル1から4までの単語が収録されていますが、

そのレベル3まで暗記すればリーディングテスト問題はある程度わかるはずです。


▮ 単語は発音して覚える (オーディオプレーヤーを使って覚える)

「TOEFL 単語3800 」をパソコンやスマホのオーディオプレーヤーを聞いてきちんと発音する。

これが出来ているか否かで、その人の英語のセンスがわかると言われています。

発音を習慣化していない人は、たいてい英語のセンスがないそうです。

オーディオプレーヤー を使わないと正しい発音を覚えることが出来ないですし、

正しい発音を覚えられないと、リスニング力が向上しません。


人間は、自分が発音できない音を正確に聞き取ることは出来ないからです。



単語は書いて覚えると唱える方もいますが、書くだけの勉強で英単語は覚えられません。

正しい発音・アクセントを覚えなければ単語を覚えたことにならないからです。


単語を脳に定着させるためには書くことも必要ですが、

優先順位としてはお勧めしません。



単語を覚える基本は「発音して覚える」⇒「何度も何度も反復する」

⇒「8割〜9割覚えたら、覚えられない単語を書いて覚える」です。


自分が正しい発音が出来るようになったら、スマホのボイスレコーダー

ICレコーダーに覚えたい英単語を吹き込んで

リピート再生させ通学、通勤時間にサクサクと覚えていきましょう。

▮ TOEFLで高得点を取るために「発音」練習は欠かせない

単語を「発音」して覚えることは、リーディングテストだけではなく、

リスニング、スピーキングを含めて、大切なことは言うまでもありません。

TOEFLで高得点を取るためには、基本的な英語を発音する能力と聞き取る能力

身に付けなければならないからです。

この2つは英語の音を作り理解する技術の訓練を通して一つの能力として身に付けられるのです。


自作の単語帳を作る


TOEFL iBTはアカデミックなパッセージが出題されますので、

生物学、地質学などの必須分野の単語を1000前後覚えます。


お勧めリーディングWEBサイト でも紹介したScientific American

などや「過去問」を読み進める中で、わからない単語があれば、

辞書を引き、どんどん単語集に加えていきます。


辞書は、英和、和英、英英辞書を並行して使うといいでしょう。

調べた単語だけでなく、同時に「類義語」「連語」も一緒に覚えるようにしてください。


TOEFLの語彙に関する問題では、パッセージにでてきた単語・フレーズの意味に近いものを
選ばせる4択問題がでてきます。
設問の「単語・フレーズ」の前後の文脈から判断し、最も適した単語・フレーズを選ぶためには、
「類義語」「連語」の知識が必要なのです。


▮ 連語  collocation

連語とはcollocationの訳で、2つ以上の単語が連結して1つの単語と似た働きをするものです


例えば、

「夢を見る」は have a dream で、see や look を使いません。

また、英語では happy ending で、end は名詞でもあるのに、

日本語のように happy end とは言いません。


このように、文法的なことは無視された単語の並びとなることが

多いので覚えるしかありません。



スコアアップのコツ! リーディングに必読WEBサイト

リーディングセクションは登竜門

 TOEFLリーディングセクションは、全4セクションの中で登竜門的位置づけとなっています。
つまり、リーディングセクションはまず初めに攻略すべきセクションであり、
リーディングを徹底的に学習することで、他のセクションでのスコアアップと繋がります。

TOEFL全セクションに共通したアカデミックな出題内容
日本人が得意とするリーディングの徹底学習によって克服することができます。


リーディング学習でこれまで親しみの少ない心理学や生物学などの
様々な分野の記事を読む
ことで、
否が応でも背景知識やアカデミックな語彙が身についていきます。

特にTOEFL初学習者の方は、まずリーディング学習に時間を割りましょう。

前回でも触れましたがTOEFLリーディングセクションを攻略するには、
 

幅広い語彙力アップ

単語力は基本中の基本!
TOEFL には大学受験以上の単語力が要求されます。
(学術的な専門用語が増える。例えば脊椎動物vertebrateなど)

まずは単語帳(お勧めは「TOEFLテスト英単語3800」)を使って徹底的に覚えましょう。

それからさらにレベルの高い単語についてはリーディングやリスニングの問題を

解いていく過程で、知らない単語が出てくるたびに覚えていきます。
 

幅広い分野の速読力

 
リーディングのパートでは、短時間で多くの文章を理解する力が必要になります。

詳しく言えば、
20分で700~750語のアカデミックな文章を読解するための速読力が重要になります。

そのような速読力を身に着けるためには、日頃から英語を読む訓練が大切です。

TOEFLの試験には、さまざまな分野の英語の文章が出題されます。

そこで、参考書だけでリーディングを勉強するのではなく、

英字新聞や、ネットでの英語ニュースなどを利用し
幅広い分野の英文を読むようにしましょう。

どのような分野の文章でも、速読できる力を身に着けることが、

リーディングセクション攻略のポイントとなります。


☆お勧め参考書     
  ★ Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition       
  ★ Official TOEFL iBT Tests with Audio     
  ★ 受験英語からのTOEFL Test iBTリーディング
 

お勧めリーディングWEBサイト

 
TOEFL IBTのIBTはInternet Based Testの略です。
つまり、テストはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティング

すべてのセクションをパソコンで操作します。
 
特にリーディングではディスプレイとの距離が遠いので、
紙に比べて目に入ってくる文字の量が多く、
目移りしてしまって集中して読むことができなかったとの受験者も多いようです。

そこで、リーディングの対策はWeb上の英文を読むことをお勧めします。
 

◆ Scientific American

科学やテクノロジーに関する記事が雑誌のように読めるアメリカのサイトです


◆ National Geographic

理系の読み物に慣れるという意味で、『ナショナル ジオグラフィック』はお勧めです。
TOEFLでは、理系アカデミックのリーディングやリスニングが多いので、
このようなサイトで読みなれて抵抗感をなくしておくことをお勧めします。

https://www.nationalgeographic.com/



◆ VOA

英語学習者の間ではおなじみのVOAも、TOEFL学習に最適です。
TOEFLには、アメリカの歴史が頻出されるのですが、
VOA内の「History」というカテゴリーは、単語力&背景知識強化に役立ちます。

TOEFLリスニング 「3つの設問タイプ」

リスニングテストは、個別にヘッドセットで英文を聞きながら行います。


解答は選択式で、選択した単語や文中の語彙をマウスでクリックして

解答する形式になります。


TOEFLリスニングテストでは、設問タイプが決まっているので、

予め設問タイプを知っておくことで、設問を予測しながら英文を聞くことができます。


TOEFLリスニング 設問タイプは主に以下の3つのタイプがあります。


1 . multiple-choice  (4択形式)


4択の選択肢から設問に最も適当な選択肢を選ぶ問題です。 最も多く出題される形式です。


解答の仕方は設問が読み上げられた後、画面に選択肢が表示されるパターンと、

再生された会話や講義の音声の中から特定の部分を抜粋して再度再生され、

その意図や趣旨を問われるパターンがあります。


選択肢の中には、部分的にあっているものもありますが、その設問の目的に最も

ふさわしいものを選ばなければいけません。


  • 設問例: What is the main idea of the lecture?  (main idea)
    → テーマを問う問題

  • 設問例:: What problem does the student have? (details)
    → 詳細に関する問題

  • 設問例: Why does the student go to see the professor? (purpose)
    → 発言の意図・目的を問う問題

  • 設問例:: How is the lecture organized? (organization)
    → 話の展開を問う問題

  • 設問例:Question: What does the professor imply about geysers? (imply)
    → 推論問題


2. 複数選択形式

設問に対して複数の選択肢を選ぶ形式です。比較的多く出題される形式です。

選択肢の数や、選ぶべき選択肢の数は設問によって異なります。

パッセージの内容を正確に把握していないと解答できない問題です。


設問 例

3. 表チェック形式

表に並べられたいくつかの要素について、それぞれをA / B(Yes / No)に分類していく形式です。


各要素に設けられたAとBの項目セルのうち、どちらかにチェックマークや数字

を入力して解答します。


設問例

Indicate whether each sentence below describes synthetic diamonds or mined diamonds. Place the numbers in the correct box.

  1. are often created from a “seed”
  2. exist in very few places in the world
  3. come in countless colorful varieties
  4. are produced by high pressure and temperature under the ground
  5. could cause financial problems for the jewelry industry


1 2 3 4 5 6 13