TOEFL対策コラム

TOEFL Junior スコアと結果通知

結果通知

テストの結果は、ETSが発行するオフィシャルスコアレポートに日本語版スコアガイドを加えて発行されます。
結果にはスコアのほか、セクションごとのCEFRレベルやLexile®指数が示されます。

*Lexile®指数

Lexile®指数は、英語の「読解力」と「文章の難易度」を表す指標で、TOEFL Primary® Step 1・Step 2 およびTOEFL Junior® Standard のリーディングセクションのスコアから算出されます。
自身のLexile®指数が分かると、能力と興味に応じた英語書籍や記事を検索することができ、多読の促進や読解力の向上につながります。
現在、世界180の国と地域で使用され、約50万冊(2019年9月時点)の書籍がマッピングされています。
TOEFL Primary® Step 1・Step 2、TOEFL Junior® Standard 専用のLexile®ウェブサイト


テスト結果 サンプル (出典:TOEFL Jr.公式サイト)



 TOEFL Jr.スコアレベルとCEFR対比表


TOEFL Junior® Standard の結果は各セクション200~300点(5点間隔)、合計600~900点のスケールスコアで表示されます。



CEFR

リスニング文法・語彙リーディング合計
B2290~280~280~850~
B1250~250~245~745~
A2225~210~210~645~
A1200~200~200~600~


出典:TOEFL Junior®公式サイト

リーディング攻略に絶対欠かせない! 単語の覚え方 

単語を制する者はリーディングを制す ! 


TOEFL iBTリーディングでは、日常会話では使わない学術的単語・表現が頻繁に

出現しますので、テスト対策の為の語彙習得に重みがあることは一目瞭然です。


約700語ものアカデミックな長文が3題出るわけですから、「読む」為に

相当な語彙力が必要なことは言うまでもありませんが、それに加えて、


               リーディングテストの約 25%


が語彙力を試す問題であることで、「スコアアップ」に直結するのです。

1 パッセージあたり4問くらい、3 パッセージだと12問くらいになり、


問題全体の4分の1程度になります。

どれくらい単語を覚えたらいいのか?


日本の受験英語に必要な語彙数は一般に約6000語~7000語と 言われていますが、


TOEFL iBT TESTでは約7000語~8000語


あれば 高得点が狙えると言われています。


但し、Car,Cat のような基本単語も含まれますから、実際に覚えるのは3000語前後です。


単語の覚え方は人それぞれあると思いますが、以下のように単語帳との組み合わせ

で単語を覚えていくことをお勧めします。

単語集を徹底的に暗記する

受験者の本音は、TOEFL iBTリーディングテストに関係ない単語の

暗記は避けたいわけですから、テストに必須単語を重点的に覚えていきましょう。


やはりお勧めは 「3800」です。 3800とは「TOEFL 単語3800」(旺文社) です。

この単語集には全部でレベル1から4までの単語が収録されていますが、

そのレベル3まで暗記すればリーディングテスト問題はある程度わかるはずです。


▮ 単語は発音して覚える (オーディオプレーヤーを使って覚える)

「TOEFL 単語3800 」をパソコンやスマホのオーディオプレーヤーを聞いてきちんと発音する。

これが出来ているか否かで、その人の英語のセンスがわかると言われています。

発音を習慣化していない人は、たいてい英語のセンスがないそうです。

オーディオプレーヤー を使わないと正しい発音を覚えることが出来ないですし、

正しい発音を覚えられないと、リスニング力が向上しません。


人間は、自分が発音できない音を正確に聞き取ることは出来ないからです。



単語は書いて覚えると唱える方もいますが、書くだけの勉強で英単語は覚えられません。

正しい発音・アクセントを覚えなければ単語を覚えたことにならないからです。


単語を脳に定着させるためには書くことも必要ですが、

優先順位としてはお勧めしません。



単語を覚える基本は「発音して覚える」⇒「何度も何度も反復する」

⇒「8割〜9割覚えたら、覚えられない単語を書いて覚える」です。


自分が正しい発音が出来るようになったら、スマホのボイスレコーダー

ICレコーダーに覚えたい英単語を吹き込んで

リピート再生させ通学、通勤時間にサクサクと覚えていきましょう。

▮ TOEFLで高得点を取るために「発音」練習は欠かせない

単語を「発音」して覚えることは、リーディングテストだけではなく、

リスニング、スピーキングを含めて、大切なことは言うまでもありません。

TOEFLで高得点を取るためには、基本的な英語を発音する能力と聞き取る能力

身に付けなければならないからです。

この2つは英語の音を作り理解する技術の訓練を通して一つの能力として身に付けられるのです。


自作の単語帳を作る


TOEFL iBTはアカデミックなパッセージが出題されますので、

生物学、地質学などの必須分野の単語を1000前後覚えます。


お勧めリーディングWEBサイト でも紹介したScientific American

などや「過去問」を読み進める中で、わからない単語があれば、

辞書を引き、どんどん単語集に加えていきます。


辞書は、英和、和英、英英辞書を並行して使うといいでしょう。

調べた単語だけでなく、同時に「類義語」「連語」も一緒に覚えるようにしてください。


TOEFLの語彙に関する問題では、パッセージにでてきた単語・フレーズの意味に近いものを
選ばせる4択問題がでてきます。
設問の「単語・フレーズ」の前後の文脈から判断し、最も適した単語・フレーズを選ぶためには、
「類義語」「連語」の知識が必要なのです。


▮ 連語  collocation

連語とはcollocationの訳で、2つ以上の単語が連結して1つの単語と似た働きをするものです


例えば、

「夢を見る」は have a dream で、see や look を使いません。

また、英語では happy ending で、end は名詞でもあるのに、

日本語のように happy end とは言いません。


このように、文法的なことは無視された単語の並びとなることが

多いので覚えるしかありません。



スコアアップのコツ! リーディングに必読WEBサイト

リーディングセクションは登竜門

 TOEFLリーディングセクションは、全4セクションの中で登竜門的位置づけとなっています。
つまり、リーディングセクションはまず初めに攻略すべきセクションであり、
リーディングを徹底的に学習することで、他のセクションでのスコアアップと繋がります。

TOEFL全セクションに共通したアカデミックな出題内容
日本人が得意とするリーディングの徹底学習によって克服することができます。


リーディング学習でこれまで親しみの少ない心理学や生物学などの
様々な分野の記事を読む
ことで、
否が応でも背景知識やアカデミックな語彙が身についていきます。

特にTOEFL初学習者の方は、まずリーディング学習に時間を割りましょう。

前回でも触れましたがTOEFLリーディングセクションを攻略するには、
 

幅広い語彙力アップ

単語力は基本中の基本!
TOEFL には大学受験以上の単語力が要求されます。
(学術的な専門用語が増える。例えば脊椎動物vertebrateなど)

まずは単語帳(お勧めは「TOEFLテスト英単語3800」)を使って徹底的に覚えましょう。

それからさらにレベルの高い単語についてはリーディングやリスニングの問題を

解いていく過程で、知らない単語が出てくるたびに覚えていきます。
 

幅広い分野の速読力

 
リーディングのパートでは、短時間で多くの文章を理解する力が必要になります。

詳しく言えば、
20分で700~750語のアカデミックな文章を読解するための速読力が重要になります。

そのような速読力を身に着けるためには、日頃から英語を読む訓練が大切です。

TOEFLの試験には、さまざまな分野の英語の文章が出題されます。

そこで、参考書だけでリーディングを勉強するのではなく、

英字新聞や、ネットでの英語ニュースなどを利用し
幅広い分野の英文を読むようにしましょう。

どのような分野の文章でも、速読できる力を身に着けることが、

リーディングセクション攻略のポイントとなります。


☆お勧め参考書     
  ★ Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition       
  ★ Official TOEFL iBT Tests with Audio     
  ★ 受験英語からのTOEFL Test iBTリーディング
 

お勧めリーディングWEBサイト

 
TOEFL IBTのIBTはInternet Based Testの略です。
つまり、テストはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティング

すべてのセクションをパソコンで操作します。
 
特にリーディングではディスプレイとの距離が遠いので、
紙に比べて目に入ってくる文字の量が多く、
目移りしてしまって集中して読むことができなかったとの受験者も多いようです。

そこで、リーディングの対策はWeb上の英文を読むことをお勧めします。
 

◆ Scientific American

科学やテクノロジーに関する記事が雑誌のように読めるアメリカのサイトです


◆ National Geographic

理系の読み物に慣れるという意味で、『ナショナル ジオグラフィック』はお勧めです。
TOEFLでは、理系アカデミックのリーディングやリスニングが多いので、
このようなサイトで読みなれて抵抗感をなくしておくことをお勧めします。

https://www.nationalgeographic.com/



◆ VOA

英語学習者の間ではおなじみのVOAも、TOEFL学習に最適です。
TOEFLには、アメリカの歴史が頻出されるのですが、
VOA内の「History」というカテゴリーは、単語力&背景知識強化に役立ちます。

TOEFLリスニング 「3つの設問タイプ」

リスニングテストは、個別にヘッドセットで英文を聞きながら行います。


解答は選択式で、選択した単語や文中の語彙をマウスでクリックして

解答する形式になります。


TOEFLリスニングテストでは、設問タイプが決まっているので、

予め設問タイプを知っておくことで、設問を予測しながら英文を聞くことができます。


TOEFLリスニング 設問タイプは主に以下の3つのタイプがあります。


1 . multiple-choice  (4択形式)


4択の選択肢から設問に最も適当な選択肢を選ぶ問題です。 最も多く出題される形式です。


解答の仕方は設問が読み上げられた後、画面に選択肢が表示されるパターンと、

再生された会話や講義の音声の中から特定の部分を抜粋して再度再生され、

その意図や趣旨を問われるパターンがあります。


選択肢の中には、部分的にあっているものもありますが、その設問の目的に最も

ふさわしいものを選ばなければいけません。


  • 設問例: What is the main idea of the lecture?  (main idea)
    → テーマを問う問題

  • 設問例:: What problem does the student have? (details)
    → 詳細に関する問題

  • 設問例: Why does the student go to see the professor? (purpose)
    → 発言の意図・目的を問う問題

  • 設問例:: How is the lecture organized? (organization)
    → 話の展開を問う問題

  • 設問例:Question: What does the professor imply about geysers? (imply)
    → 推論問題


2. 複数選択形式

設問に対して複数の選択肢を選ぶ形式です。比較的多く出題される形式です。

選択肢の数や、選ぶべき選択肢の数は設問によって異なります。

パッセージの内容を正確に把握していないと解答できない問題です。


設問 例

3. 表チェック形式

表に並べられたいくつかの要素について、それぞれをA / B(Yes / No)に分類していく形式です。


各要素に設けられたAとBの項目セルのうち、どちらかにチェックマークや数字

を入力して解答します。


設問例

Indicate whether each sentence below describes synthetic diamonds or mined diamonds. Place the numbers in the correct box.

  1. are often created from a “seed”
  2. exist in very few places in the world
  3. come in countless colorful varieties
  4. are produced by high pressure and temperature under the ground
  5. could cause financial problems for the jewelry industry


TOEFLリスニング「イントネーション」で手がかりを得る

TOEFLリスニングテストで「講義」「会話」を聞くとき、話し手のイントネーション

に注意してください。


イントネーションとは、人の声の高さの高低を指します。


それは、人がどれだけ大きな声で話しているかという音量と同じではありません。

中国語などの一部の言語では、イントネーションによって単語の意味が完全に変わる

可能性があります。


しかし、英語では、イントネーションは個々の単語の意味を変えません。

イントネーションの上げ下げで、話し手の意図された意味をを助けるので、重要です。 


重要な単語や情報を強調するために、話しては上昇ピッチを使用し、次に下降ピッチを使用します。


上昇ピッチでもう一つの使用方法は、「質問 Question 」です。

話しては質問の終わりに声の高さを上げます。


上昇イントネーション

  • Did you see that?
  • Have you been to Paris?
  • Excuse me! You are?


Yes/No questions


下降イントネーション

  • James loves cookies.
  • This is fantastic news.
  • What time is it?


Wh questions

Affirmative sentences


なぜ TOEFL リスニングでイントネーションが重要なのか



ピッチワード(センテンスで強調されているワード)を変更することで、センテンスの

暗黙の意味を簡単に変更できるため、重要です。


異なるイントネーションが適用されたときに文の意味がどのように変化するかを

見てください。 


  • Jack didn’t take my car yesterday; Jennifer did.

  • Jack didn’t take my car yesterday; that is for sure!

  • Jack didn’t take my car yesterday; he just parked it in the garage.

  • Jack didn’t take my car yesterday; he took my wife’s car.

  • Jack didn’t take my car yesterday; he took my caravan.

  • Jack didn’t take my car yesterday; he took it last week.
TOEFL リスニング「8つの問題タイプ」

リスニングセクションの解答に求められるスキルとは?

TOEFL iBT リスニングセクションの問題を解くために求められるのは、
Academic Listening Skills (アカデミック・リスニング・スキル)です。


アメリカの大学でのアカデミックな環境では、当然、
講義や会話を聴いて、理解できなければなりません。

TOEFL  iBT リスニングセクションでは、受験者の
Academic Listening Skills  を試すため、
8つの問題タイプの理解度が問われます。


そして、8つの問題タイプは3つのカテゴリーに分類されます。


TOEFLテスト対策では、問題の目的・特徴をきちんと知っておくことが大切です。
問題の目的・特徴の詳細は別のコラムでご案内いたしますが、
先ずは、3つのカテゴリーと8つの問題タイプを覚えてください。

3つのカテゴリーと8つの問題タイプ

Listening for basic comprehension

(メイン・アイディアや、重要なポイント、メイン・アイディアに関する重要な箇所への理解- 会話や講義の目的、主題が問われます)
 
1. Gist-content    主旨問題 (主題)

“Gist”とは、「要点」とか「要旨」という意味で、このタイプの問題は、「男性が抱える問題は何か」や「この講義のメイントピックはなにか」といった形で、会話や講義の主旨を答えさせる問題です。


2. Gist-purpose  主旨問題 (目的)

このタイプの問題は、「なぜ学生は教授の元をおとずれたのか」や「なぜ教授はXという事例を講義の中で紹介したか」など、会話や講義の主旨に関わる部分で、話者がなぜその行動をとったのか、あるいはなぜそういう発言をしたのか等を答えさせる問題です。


3. Detail             詳細問題

このタイプの問題は、「講義で述べられたXとは何か」や「教授によれば、理論Yに関する問題点は何か」といった、会話や講義の中での詳細部分に回答させる問題です。

Listening for pragmatic understanding

(話し手の態度や目的をくみ取る―話の一部をもう一度聴いて答える形式です)
 

◇ 講義の一部をもう一度聴いて質問に答える  サンプル



4. Understanding the Function of What is Said     機能問題

このタイプの問題は、「なぜ教授は講義の中で次のように述べたのか」や「何故生徒は次のように発言したのか」といった、会話や講義の中での発言について、その理由を問う問題です。


5.   Understanding the Speaker’s Attitude                   態度問題
 

このタイプの問題は、「教授の理論Xに対する態度は何か」や「学生が次の通り述べたことから何が推察されるか」といった、会話や講義の中での発言から、その話者の主張あるいは立場を答える問題です。


Connecting and information

( 情報をつなげる、総合的に扱う―表を完成させたり、話の構成を言わせたりします)
 
6. Understanding Organization                     まとめ問題 (構成)

このタイプの問題は、「教授は授業の中で彼女の主張をどのように構成したか」や「教授はなぜXについて言及したのか」といった、議論の展開そのものを問う問題です。


7.    Connection Content                            まとめ問題     (関係)

このタイプの問題は、「Xについて何が推察できるか」や「教授はYによって何を示唆しているか」など、講義の中で説明した内容について、それぞれの関係性を問う問題です。


8. Making Inference                                      推測問題

 このパターンの問題は、パターン7と一部重複する部分もありますが「学生は次に何をするか」や「Xについて何が推察できるか」など、会話や講義の内容から合理的に推察できる内容について問う問題です。

TOEFL リスニング「講義形式」 フローチャートを作る

「講義-Lecture」では、フローチャートを作る

TOEFL リスニング「講義形式」を聞くときはフローチャートを作ってみてください。


主なアイデア(main idea) の柱から始めて、裏付けとなる例(supporting example) 、

重要な事実(key fact) 、または対照的なアイデアへ(contrasting idea) の矢印を

描くことができます。

 つなぎ言葉(connecting words)に注意する

 つなぎ言葉(connecting words)を聞いて、講義の構成を追うことができます!

これらの単語を書き留める必要はありませんが、つなぎ言葉(connecting words)

を聞くと、重要な情報が続くことがわかります。


つなぎ言葉(connecting words)は、解答の手がかりとして機能するので、

つなぎ言葉の次に来るフレーズに注意してください。 


解答への手掛かりとなる つなぎ言葉(connecting words)の例:

  • Adding information: In addition, for example, furthermore

  • Explaining a result: Therefore, as a result, consequently

  • Comparing & Contrasting: However, in contrast, on the other hand

  • Giving reasons: Because (of), due to, for this reason, since, thanks to
TOEFLリスニング「会話形式」 登場人物の職務を理解する

TOEFLリスニング「会話形式」では、学生と対話する登場人物が限られています。

登場人物の大学での職務を知ることで、問題の正解に役立ちます。


TOEFLリスニング「会話形式」の問題は会話についての質問に4つの選択肢から回答を

選ぶ問題です。


TOEFLリスニング「会話形式」では、学生と対話する登場人物が限られています。

登場人物の大学での職務を前もって知ることで、選択肢から不適当なものを排除したり、

職務として正しいものを絞ることができます。


主な登場人物の職務と職務外


問題例 1

選択肢(d) a Spanish major についてはProfessor (教授)の仕事ではない、アカデミックアドバイザーの仕事になるので選択肢から排除します。

問題例 2


選択肢(b) は、Professor の仕事に相応しい選択肢であるので正解の可能性がある


Professorの重要な職務として学生に平等であること

学生が他の学生より有利になる機会を与える選択を排除することができます。


✖  The professor will give the student an extension.

〇 The professor emphasizes that the student must hand in their paper on time. 

TOEFL iBT リーディング新形式

TOEFL IBT リーディングテスト 新形式の変更点

2019年8月にTOEFL IBTは新形式に変更になりました。

一言で言うと、出題数が減りました。


新形式のリーディングテストでも引き続きダミー問題が出題されます。

ダミー問題とは「受験生のデータ収集」のために稀に挿入される、得点に

加算されない問題のことを言います。 


Readingセクションでの旧TOEFLと新TOEFLの変更点は、


Passage数:3 or 4のまま変わらず

Passageの長さ:変わらず

Passage及び問題の難易度:変わらず


1 Passageあたり問題数:13 or 14問 → 10問

1 Passageあたりの時間:20分 → 18分(トータルだと60-80分 → 54-72分


以下、新形式でのReading問題での時間配分について。

3 Passage:30問:54分 か 4 Passage:40問:72分

のいずれかのパターンで出題されます。


4 Passageのときは1 Passage分、採点されない問題(ダミー問題)が含まれます。

ダミー問題は何番目のPassageか分かりません。


超難関大学を目指すならリーディングで28点を取る!

カリフォルニア州立大学、ニューヨーク州立大学など有名校を目指すには80点、
ハーバード大学、スタンフォード大学など超難関校を目指すなら100点は必要でしょう。


それなら有名校を目指すにはリーディングで20〜25でいいのかというと、そうでもありません。
スピーキングは多くの日本での受験者にとって難しく、例えばスピーキングで23を獲得できる人は、
リーディングで27や28を獲得できる人と比べてかなり少ないと言えます。


ですから、100点を目指す方はリーディングで28点を目指す必要があります。

時間配分に気を付ける!


リーディング セクションでは、時間に関する指示を注意して読んでください
この指示には、パッセージがいくつ出題されるか、
また、それぞれのパッセージに関する設問に
解答するための時間が示されています。


すべての設問に解答できるよう、時間配分に気をつけてください。
1つのパッセージはだいたい700語前後で書かれています。


文章ごとの時間制限はありません。
途中の問題をとばして後から回答することもできます。

出題内容 ― アカデミックな内容で幅が広い

TOEFLはアメリカの大学や大学院で必要とされる英文の読解力が試されるテストですから、
パッセージはアカデミックなものが多く出題されます。


皆さんが留学した後におそらく読むようなものが出題されると言ってもいいでしょう。
出題分野も幅広く、受験者の専門分野に関わらず、
歴史や心理学など文系的なものから、生物学、環境科学、
天文学などといった理系的なものまで様々です。


とはいえ、もちろんTOEFLはあくまでも英語の試験ですから、
出題される英文の内容についての細かい専門知識がなくても特に問題ありませんが、


普段からいろいろな分野の文献を幅広く読む練習をしておくことが必要になります。
事前に背景知識があるか、ないかでは、読書スピードが2〜3倍違ってきます。

出題パッセージの分類

1.  Exposition (説明文) ― あるテーマに関して説明するもの


2. Argumentation (議論文)
― あるテーマに関して見解を述べ、それを論証し読者を説得しようとするもの。


3. HIstorical biographical / event narrative (歴史的・伝記的記述)
― 人物や出来事について歴史的に記述するもの


主な問題形式

  • 4つの選択肢から1つの正解を選ぶ選択問題

  • パッセージの適切な場所にセンテンスを挿入する問題

  • カテゴリー表や、サマリー(概要)を完成させる問題
TOEFLリスニング「講義形式」Lectures

講義形式 Lecturesを完全攻略!

TOEFL リスニングセクションの「講義」Lectures は

アメリカの大学での講義の一部を聴いて質問に答えます。

話しの始まり部分でたくさんの情報(話の目的、要旨・発言者の場所など)が提供されます。

Listen to part of a lecture. などの指示(Directions)の後を特に注意して聞きましょう。

講義 サンプル (植物学)


大学の講義なのでアカデミックな内容になっています。

普段から出題傾向の高いカテゴリーの講義に慣れておく必要があります。

しかし、まったく知らない講義内容でも心配しないように。

講義は大学生程度の思考能力と常識があれば理解できるように作られています

実際に大学の授業を受けているときのように新しい概念や表現は

学生に理解できるよう解説されるので、

前もってそれについての専門知識を学習する必要はありません。

★ 質問に答えるために専門知識は必要ありません。
解答に必要な情報は全て講義の中にあります。


講義形式は以下の2つのタイプに分かれます。

(1)   教授が1人で講義を話し続けるタイプ

(2)     1~2名の学生が講義中に質問したり、教授が学生に質問する対話型タイプ


講義サンプル (心理学) 講義の中で学生が質問しているケース


2つのタイプとも3~5分程度の講義で6つの質問で構成されています。


講義の内容はこれだ!

講義の内容はどれも初歩的なレベルで様々な分野から出題されます。

繰り返しになりますが専門知識は必要ありません。

しかし、各分野の論文やレクチャ音声に慣れておき

初歩的な知識を学習しておくことで、落ち着いて展開を想像しながら聴くことができます。


出題される学術分野は4つのカテゴリに分かれます。講義は各分野のトピックスについて話されます。

  • Arts
  • Life Science
  • Physical Science
  • Social Science

Arts の講義は以下のトピックが出題されると予想されます。

  • Architecture
  • Industrial design / art
  • City planning
  • Crafts (weaving, knitting, fabrics, furniture, carving )
  • Cave / rock art
  • Music and music history
  • Photography
  • Literature and authors
  • Books, newspapers, magazines, journals

Life Scienceの講義は以下のトピックが出題されると予想されます。

  • Extinction of or conversation efforts for animals and plants
  • Fish and other aquatic organisms
  • Bacteria and other one-celled organisms
  • Viruses
  • Medical techniques
  • Public health
  • Physiology of sensory organs
  • Biochemistry
  • Animal behavior
  • Habitats and the adaptation of animals and plants to them
  • Nutrition and its impact on the body
  • Animal communication

Physical Science の講義は以下のトピックが出題されると予想されます。

  • Weather and atmosphere
  • Oceanography
  • Glaciers , glacial landforms, ice ages
  • Deserts and other extreme environments
  • Pollution, alternative energy, environmental policy
  • Other planet’s atmospheres
  • Astronomy and cosmology
  • Properties of light, optics
  • Properties of sound
  • Electromagnetic radiation
  • Particle physics
  • Technology of TV, radio, radar
  • Chemistry of inorganic things
  • Computer science
  • Seismology (plate structure, earthquakes, tectonics )

Social Science の講義は以下のトピックが出題されると予想されます。

  • Anthropology of nonindustrialized civilizations
  • Early writing systems
  • Historical linguistics
  • Business, management, marketing, accounting
  • TV / radio as mass communication
  • Social behavior of group, community dynamics, communal behavior
  • Child development
  • Education
  • Modern history