IELTS対策コラム

5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (主語と動詞の一致 )

IELTS Writing Task 2 対策 (主語と動詞の一致 )


英語では、主語に合わせて(基づいて)動詞の形が変わります。

これを「主語と動詞の一致」と言います。


それでは、英語の主語と動詞の一致を実際に見ていきましょう。


英語で主語と動詞を一致させる重要なポイントは、まず主語の単数形複数形

違いを理解することです。


“I”と“you”以外の単数形の主語を使う時には、主語と動詞を一致させるために、

基本となる動詞に“s”を付け加える必要があります。


  He takes the bus to work.

   Tom gives his Mother some flowers.


これに対し、複数形の主語“they” や “we”などの代名詞や、“my friends”や

“the documents”など、 複数の人々や物には動詞の原形を使います。


They take the bus to work.

The children ride their bicycles to school.


| 単数名詞と複数名詞の両方で扱われる集合名詞


これらの名詞は、1つのまとまりとして考えた場合は、単数扱いです。

一方で、個々の要素に注目した場合は、複数扱いです。

family(家族)

team(チーム)

class(クラス)

audience(聴衆)

committee(委員会)

company(会社)

staff(職員)

crew(乗組員)…など。


● ポイント

・1つのまとまり→単数

・個々の要素に注目→複数


論より証拠ということで、具体例で確認していきましょう。

(a) His family is large.

「彼の家族は大きいです」

(b)His family are well.

「彼の家族は元気です」


(a)の方は、家族という1つのまとまりで考えています。だから、単数扱いです。

一方で、

(b)の方は、家族のメンバーそれぞれの要素に注目しています。

よって、複数扱いなんです。


このように、同じfamilyという英単語でも、時と場合によって、単数か複数かが

変わってくる名詞があるんです。


| 常に複数名詞として扱われる集合名詞


例えば、次のようなものがあります。

police、people、cattle

これらは、常に複数名詞扱いです。

例 The police were called.

「警察は呼ばれた」

policeは「警察官」というよりは、「警察組織」です。だから常に複数扱いなんです。


例 People say that he is honest.

「人々は彼は正直だと言っている」

例 The cattle are grazing in the pasture.

「牛が牧場で草を食べている」


| 基本以外の「主語と動詞の一致」


5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (現在形、過去形、現在完了形)

IELTS Writing Task 2 対策 (現在形、過去形、現在完了形)


IELTS Writing Task 2では、理由を述べたり、要点を列挙したりするときに、現在形(単純現在形)を使います。また、必要に応じて過去の出来事を過去形で示す必要があります。また、過去と現在の関連性を示す場合、現在完了形が役立ちます。


| Simple present  単純現在形

1.       stating what the speakers believe     (受験者が信じていること)


      it (is) necessary to ban cars from entering the city center. 


2.       stating facts, and (事実を述べる)


      Study (shows) that almost half of students excel in the class

   after sports have been included in classes.


3.       making generalizations. (一般化する)


      Road congestion (is) caused by the rapid growth of cars.


| Present perfect  現在完了形

     a time period which is not yet finished.   継続 


It (has been claimed) that including sports in schools is waste of time. 

学校でスポーツをするのは時間の無駄だとずっと言われています。



▮ 現在形、過去形、現在完了形を使ってエッセイ(イントロダクション)を書いてみる

● タスクタイプ 問題又は原因と解決策を述べる

Road congestion poses one of the major problems in many cities today. That is why, there has been an argument on solving this dilemma. There are those who argued that asking for more taxes when buying cars can solve this predicament, while others hold a different view claiming that private automobiles must be prohibited in city centers. From my point of view, I believe that disallowing cars from entering city centers can reduce road congestion, but this cannot be a solution.

道路の混雑は、今日の多くの都市で大きな問題の1つとなっています。 だからこそ、このジレンマを解決するという議論がありました。 車を買うときに税金を増やすことでこの苦境を解決できると主張する人もいますが、市内中心部では自家用車を禁止する必要があると主張する別の見解を持っている人もいます。 私の観点からは、車が市内中心部に入ることを禁止すると道路の混雑を緩和できると考えていますが、これは解決策にはなりません。


5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 フォーマルな単語・表現を使う

IELTS Writing Task 2 対策 formal vocabulary

IELTSライティング(アカデミック)では、フォーマルな文体によるエッセイが求められます。

アカデミックなエッセイの中では日常でしばしば使われる口語表現は使わないように

しましょう。


 それでは、口語表現とフォーマルな表現を会話の中で確認します。


a.       Who is the cream of the crop in your team? or Who is the best person in your team?

b.       What is something that pissed you off? or What is something that

gets you very annoyed?

c.       What is one thing that you would like to do ASAP?

d.       What is your favorite soda or carbonated soft drinks?


▮ 以下2つのParagraph を比較して Paragraph A は口語表現の多い文になります。


Paragraph A:

Many students today are living an unhealthy way of life. Students mustn’t’ ingest unhealthy food because this is gonna make them under the weather. Instead, they must eat food with high nutrition to make them fit as a fiddle.

Paragraph B:

Many students today are living an unhealthy way of life. Students must not take unhealthy food because this is going to make them ill. Instead, they must eat food with high nutrition to make them healthy.


▮ ライティング(アカデミック)で使えない主な口語表現(informal)には、

  以下のようなものがあります。


短縮形 (contrations )

スラング (slang words)

省略形 (abbreviations)

決まり文句  (cliché’s)

口語体 (colloquialism)


5分でわかる! Task1 Diagram (図解) 攻略

IELTS Writing Part 1  Diagram (図解)   対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Diagram (図解)   の回答ステップに続き、問題と回答例を挙げていきます。


Diagram (図解) 回答 ステップ

 Diagram (図解) 問題では提示される図表にある工程やプロセスの特徴・重要なポイント

を取り上げ、説明をします。


ステップ 1.  トピックを理解する

まずはTaskの指示文と図表のタイトルを見て、トピックを理解します。トピックには日常的なものからアカデミックな分野までがあります。


ステップ 2.  工程やプロセスの始まり・終わりを明確にする

工程やプロセスを説明するには「始まり」と「終わり」を明らかにする必要があります。以下のビールの製造工程図を例にした場合、プロセスの始まりは「Malted barley 大麦」で、終わりは「ビン詰めされたビール」です。

一見するとさまざまな工程があり、「説明をするのが難しい。」と感じる人もいるかも知れません。しかし「始まり」と「終わり」が何を表しているのかを明らかにすることで、イラストが「ビールの製造工程」を表していることが分かります。


ステップ 3.   アウトラインを作る

英作文を始める前に、アウトラインの作成(文章の構成を考えること)をオススメします。アウトラインはまとまりのある文章を書く上でとても大切で、ライティングの採点基準にある「内容の一貫性(Coherence and cohesion)」にも大きく関わります。


ステップ 4.     アウトラインをもとに文章を書く

次に、作成したアウトラインをもとに文章を書きます。

① 導入を書く

導入にはダイアグラム全体の説明をする導入文(1~2文)を含めることが必須です。導入文を書くにはタスクの指示文を言い換えて表現することをオススメします。自分の言葉で文を言い換えることを “Paraphrasing” といい、ライティングの評価基準要素の1つとして重要なスキルです。


② 工程・プロセスの説明をする

プロセスの説明はステップ3で作成したアウトラインをもとに、Diagramから読み取れる特徴や重要なポイントを順番に説明します。説明する時のコツはプロセスのつなぎ目に理由を加えて説明することです。


ステップ 5.  見直しをする

最後に残りの5分を使って、書いた文章を見直します。以下のチェックリストを使って

不充分な部分がないか確認しましょう。


<見直しのチェックリスト>

☑︎正しい文法を使えているか?

☑︎スペルミスはしていないか?

☑︎説明が不充分な所はないか?

☑︎字数は足りているか?(150 words以上)


 Diagram (図解) 問題例





┃回答例

5分でわかる! Task1 Table (表) 攻略

IELTS Writing Part 1  Table (表)  対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Table (表)  の回答ポイントに続き、問題と回答例を挙げていきます。


Table (表)  回答ポイント

 常に最大および最小の比率を強調表示する

● 異なる期間で数値がある場合は、主要な増加、減少、変化、 傾向を強調表示する

● 各表データについて個別に書くのではなく、類似点と相違点に焦点を当てて、

  Table (表) 全体でカテゴリを比較する

 同じ文構造を繰り返し続けない。Table (表)について書くときの重要な表現は、

  proportion (割合)と percentage (割合)




┃ Table (表) 問題例

You should spend about 20 minutes on this task



┃回答例

5分でわかる! Task1 Line Graph (折れ線グラフ)攻略

IELTS Writing Part 1   Line Graph (折れ線グラフ) 対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Line Graph (折れ線グラフ)の回答ポイントに続き、問題と回答例を

挙げていきます。


Line Graph (折れ線グラフ)  データの変化を表現するフレーズパターン

┃6:00~8:00 の様に、急激に増加する部分

 [verb + adverb]

  grow rapidly

  increase dramatically

  rise sharply

 [noun]

  a rapid rise

  a sharp increase

┃8:00~10:00 の様に、急激に減少する部分

 [verb + adverb]

  fall rapidly

  drop dramatically

  decrease sharply

  decline remakably

 [noun]

  a rapid fall

  a sharp decline

  a noticeabble drop

┃12:00~14:00  の様に、変化しない部分

 [verb + adverb]

  stay constant

  remain constant

  remain the same

  stay the same

 [noun]

  a stagnating population

  a population stagnation

  a stabilizing population

  a population stabilization

┃21:00~22:00 の様に、ゆるやかに減少する部分

 [verb + adverb]

  drop slightly

  fall gradually

  decrease slowly

  decline gently

 [noun]

  a gentle fall

  a slight decline

┃20:00~21:00 の様に、ゆるやかに増加する部分

 [verb + adverb]

  increase slightly

  rise gradually

  grow slowly

 [noun]

  a gradual increase

  a slight rise



┃ Line Graph サンプル問題と回答例


The graph below shows the number of London Underground station passengers from 6 am to 22 pm.
Write a report for a university lecturer describing the information shown below.

┃回答例


5分でわかる! Task1 Pie Chart (円グラフ)攻略

IELTS Writing Part 1  Pie Chart (円グラフ) 対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Pie Chart (円グラフ)の回答ポイントに続き、問題と回答例を

挙げていきます。


Pie Chart   (円グラフ) 回答ポイント

 常に最大および最小の比率を強調表示する

● 異なる期間に2つの円グラフがある場合は、主要な変更 / 傾向を強調表示する

● accounts for / comprises of / represents などの円グラフ特有の表現を使う

● 各円グラフデータについて個別に書くのではなく、類似点と相違点に焦点を当てて、

   円  グラフ全体でカテゴリを比較する

● 同じ文構造を繰り返し続けない。円グラフについて書くときの重要な表現は、

  proportion (割合)と percentage (割合)



* IELTSライティングでは、回答文の中で同じ単語やフレーズを繰り返し使わない

ことが大切です。

パーセンテージを分数または比率に変更する表現


┃ Pie Chart (円グラフ) 問題例


┃回答例

簡単なスコアアップのコツ! ライティング Part 1   テンプレート

IELTS ライティング アカデミック  Part 1    テンプレート

日本語でもテンプレート、いわゆる定型文を参考にして文章を書くことがありますよね。

IELTSでも同様にいつでも使えるテンプレートを用意しておくことで、

導入や結論文を書く時間を短縮することができます。


以下はほんの一例ですが、 問題集の回答例をたくさん覚えて自分なりの

テンプレートを持っておくとライティングがぐっと楽になります。


Introduction   序文と概要


Data Observation Paragraph   主な特徴の文

注意

● 比較データは類似点と相違点の説明が含まれます。

● 表やグラフで示された正しいデータ(数値、割合(%) ,日付など)を使ってください。

Conclusion  結論

5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task1- Stagesを表現する

IELTS Writing Task 1  評価基準(band descriptors) Band 7 の1つを見てください。


“Presents a clear overview of main trends, difference or stages.”


Band 7 では、出題されるグラフ、表、図解(Diagram)、地図(map)の概要を説明する際、trends, difference or stagesを明確に表現することが求められます。

概要(Overview)は、グラフや図解(Diagram)、地図(map)などが示す特徴のことで、Introduction中で必ず書くようにしましょう。


今回は、概要の中で「stages」を明確に表現する方法について解説していきます。

図解や地図の出題は比較的まれ(約15%)です。

確率が低くても遭遇する可能性がありますから、準備は必要です。

ありがたいことに、その準備は比較的簡単です。というのも、通常は評価したり

比較すべきデータがなく、見たままを表現するだけでよいからです。

Stages   ―  Diagram(図解)と概要表現例

┃問題例


▮ 回答例 Introduction the Diagram

The diagram explains the way in which bricks are made for the building industry.


ご覧のように質問文からの引用です。しかしながら質問文をコピーするのではなく、

受験者自身で言い換え(paraphrasing)をしています。


Introduction (with overview 概要) the Diagram


The diagram explains the way in which bricks are made for the building industry.

Overall, there are eight stages in the process, beginning with the digging up of clay and culminating in delivery.


Introduction の中に、Diagram(図解)の概要(overview)を必ず書くようにしてください。

5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task1 「Differences」を表現する


IELTS Writing Task 1  評価基準(band descriptors) Band 7 の1つを見てください。


“Presents a clear overview of main trends, difference or stages.”


Band 7 では、出題されるグラフ、表、チャートや図解(Diagram)の概要(Overview)を説明する際、

trends, difference or stagesを明確に表現することが求められます。


概要(Overview)は、チャートやグラフ、 図解(Diagram) などが示す特徴のことで、

Introductionの中で必ず書くようにしましょう。



今回は、概要(Overview)の中で「Differences」を明確に表現する方法について解説していきます。


概要の中で「Differences」を表現する主なポイント


出題されたグラフ等に「Trends」がないデータがあります。数値の上昇や下降、

停滞や急上昇などが見られないデータです。


しかしながら、グラフ等のデータの中でカテゴリを比較したり数値の違い(Differences)が

示されている場合、データの比較や違い(Differences)を概要(Overview)で明確に説明する 

必要があります。


出題されたグラフ等の中で、主な特徴を見つけるために、以下のような

比較の表現を意識しながらグラフ等を見るようにします。


more / fewer

例:more tea sales than coffee and cocoa sales.


higher / lower

例:cocoa sales were lower than other sales


┃問題例 1

┃概要(Overview) 回答例

Overall, a clear majority of attorney prefer using the iphone operating system on their smartphones, though other system are also regular used.



┃問題例 2

┃  概要(Overview) 回答例