IELTS対策コラム

5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (助動詞)

IELTS Writing Task 2 対策 (助動詞)



助動詞とは「動詞を助ける言葉」、つまり動詞の意味を少し変化させる語です。例えば「私は走ります。」を、「私は走ることができます。」といったように、基本的な内容は変えずに、動詞の意味に少し変化をもたらすのが助動詞の働きです。

┃ 基本ルール 1 

英語で助動詞を使うときは、基本的に主語と動詞の間に入ります。


I swim fast.        私は速く泳ぐ。

I can swim fast.   私は速く泳ぐことができる。


 基本ルール 2

また助動詞を用いる場合、動詞は原型になります。

以下にあげる例文の場合、三人称単数形だった “speaks” からsが無くなり、“speak” となります。さらに疑問文に用いたいときは助動詞を文頭に、否定文のときは助動詞の次に “not” を用います。


He speaks English well.  彼は上手に英語を話す。

He can speak English well. 彼は上手に英語を話せる。

Can you open the window?  窓を開けてくれませんか。

I cannot break the window.  この窓を割るなんてできない。


これで助動詞の基本は確認できましたので、この基本事項をしっかりおさえましょう。


 can 


「We can change!」



このフレーズはみなさんも聞き覚えのある有名なセリフで、「私たちは変われる(変わることができる)」という意味です。


このように「can」の基本的なイメージは「できる」「可能である」といった能力的や物理的な可不可を表しています。

しかし「can = できる」と覚えてしまうと困る場面が多々あります。

「can」は「できる」以外にもいくつか重要なニュアンスを持っているからです。


では次の例文を見てください。

1)Can I turn on the radio?

2)Even the best doctors can make a mistake. 


この2つの例文に使用されている「can」はどちらも「できる」と訳したのでは意味が通じないことが分かります。


(1)ここでの「can」は、ラジオをつけてもいいかという「許可」の意味を表しています。ですから(1)の例文は「ラジオをつけてもいい?」という意味になります。


2)の例文に登場する「can」はまた別のニュアンスを表します。

ここでの「can」は、「~になることがある」は潜在的な可能性を表現しています。つまり例文の意味は「たとえ名医であってもミスを犯すことがある」となります。


このように「can」には3つのコアイメージがありますのでしっかりと覚えておきましょう。


● may / might


(1)  We may have some rain tomorrow.

        明日はいくらか雨が降るかもしれません。

(2) He might come to the party with his wife.

   彼は奥さんといっしょにパーティーに来るかもしれません。



 may to might は「~かもしれない」という推量を表します。

(1)では「雨が降るかもしれない」、(2)では「奥さんと一緒に来るかもしれない」と言う意味を表しています。may と might はほぼ同じ意味で使われることが多いのですが、might はやや可能性が低いことを表すことができます。


主な英語助動詞のリスト

主な英語の助動詞の数は、解釈によっても増減しますが、次の15個を把握しておけば基本的には十分でしょう。

どの助動詞にも、基本となる意味・ニュアンスと、そこから発展的・応用的に生じた意味合いがあります。基本の意味を「コアイメージ」として把握し、コアの意味を保ちつつ発展的意味も理解することがコツです。


5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (主語と動詞の一致 There is(are))

IELTS Writing Task 2 対策 (主語と動詞の一致 There is (are))


英語では、主語に合わせて(基づいて)動詞の形が変わります。

これを「主語と動詞の一致」と言います。

それでは、英語の主語と動詞の一致を「there is ~構文で見ていきましょう。


┃ 主語と動詞の一致   There is and There are

「どこそこにAがある[いる]」という意味を、英語ではThere + be動詞 + A…という形で表します。Aが主語に当たります。Thereは形式的に置かれているだけなので特に意味はありません。

There is a bird in the sky.

There are two birds in the sky.


There is / There are構文は、be動詞がV、主語はそれに続く名詞 A となる第1文型です。

主語がthereとならない点に注意しましょう。

それぞれの主語は、a bird /  two birdsで、動詞は主語に対応するので、

主語を(単数か複数か)見極める必要があります。


▮ there is(are)の意味と使い方


「この部屋には大きな犬がいます」のように「~がいる/~がある」という意味の英語を

使うには、以下の形を使います。

There is + 単数名詞 + 場所を表す語句

There are + 複数名詞 + 場所を表す語句

以下に例文を紹介します。


There is a big dog in this room.

この部屋には大きな犬がいます。

There are three cats in this room.

この部屋には3匹の猫がいます。


There is構文は、初めて話題にあがるものや不特定の人やモノについて使う表現です。

たとえば、特定の「my + 名詞」や「the + 名詞」はthere is構文では使いません。

「私の~は・・・にあります」や「その~は・・・にあります」と言いたいときは、

代わりに「my + 名詞」や「the + 名詞」を主語にして下のように言います。


     My computer is in this room.



「テーブルの上に本がある。」はThere is a book on the table. もしくは

There are some books on the table. となりますが、探していた本だと「通常は」

The book is on the table. と表現します。


┃ 「there seems to be」 と 「there seem to be」

続く名詞が単数の場合、「there is」と同様に、動詞「seem」が三人称単数になり、

「there seems to be」が使用されます。

There seems to be a problem with the system.

システムに(一つの)問題があるようだ。


続く名詞が複数の場合、「there are」と同様に、動詞「seem」が三人称複数になり、

「there seem to be」が使用されます。

There seem to be several problems with the system.

システムに(いくつかの)問題があるようだ。

「There is no ~ing」は「~することはできない」慣用表現

There is no telling what will happen next.

次に何が起こるかまったくわからない。


There is no accounting for tastes.

蓼食う虫も好き好き。(人の好みを説明することはできない。)


There is no knowing what she will do.

彼女は何をしでかすかわからない。


There is no holding her.

彼女は手に負えない。

┃  There + be動詞 +  A…

be動詞の数や人称は主語のAの数や人称に一致します

肯定文では、Aが単数の時は

There is…

There was…

There has been…


Aが複数の時は

There are…

There were…

There have been…

となります。


疑問文だと

Is there…?

Was there…?

Has there been

Are there…?

Were there…?

Have there been…?

となります


canやmustなどの助動詞がつくと、その後にくる動詞は原形になるので単数と複数の区別もなくなります。

There can be…

There must be…



5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (主語と動詞の一致 )

IELTS Writing Task 2 対策 (主語と動詞の一致 )


英語では、主語に合わせて(基づいて)動詞の形が変わります。

これを「主語と動詞の一致」と言います。


それでは、英語の主語と動詞の一致を実際に見ていきましょう。


英語で主語と動詞を一致させる重要なポイントは、まず主語の単数形複数形

違いを理解することです。


“I”と“you”以外の単数形の主語を使う時には、主語と動詞を一致させるために、

基本となる動詞に“s”を付け加える必要があります。


  He takes the bus to work.

   Tom gives his Mother some flowers.


これに対し、複数形の主語“they” や “we”などの代名詞や、“my friends”や

“the documents”など、 複数の人々や物には動詞の原形を使います。


They take the bus to work.

The children ride their bicycles to school.


| 単数名詞と複数名詞の両方で扱われる集合名詞


これらの名詞は、1つのまとまりとして考えた場合は、単数扱いです。

一方で、個々の要素に注目した場合は、複数扱いです。

family(家族)

team(チーム)

class(クラス)

audience(聴衆)

committee(委員会)

company(会社)

staff(職員)

crew(乗組員)…など。


● ポイント

・1つのまとまり→単数

・個々の要素に注目→複数


論より証拠ということで、具体例で確認していきましょう。

(a) His family is large.

「彼の家族は大きいです」

(b)His family are well.

「彼の家族は元気です」


(a)の方は、家族という1つのまとまりで考えています。だから、単数扱いです。

一方で、

(b)の方は、家族のメンバーそれぞれの要素に注目しています。

よって、複数扱いなんです。


このように、同じfamilyという英単語でも、時と場合によって、単数か複数かが

変わってくる名詞があるんです。


| 常に複数名詞として扱われる集合名詞


例えば、次のようなものがあります。

police、people、cattle

これらは、常に複数名詞扱いです。

例 The police were called.

「警察は呼ばれた」

policeは「警察官」というよりは、「警察組織」です。だから常に複数扱いなんです。


例 People say that he is honest.

「人々は彼は正直だと言っている」

例 The cattle are grazing in the pasture.

「牛が牧場で草を食べている」


| 基本以外の「主語と動詞の一致」


5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 (現在形、過去形、現在完了形)

IELTS Writing Task 2 対策 (現在形、過去形、現在完了形)


IELTS Writing Task 2では、理由を述べたり、要点を列挙したりするときに、現在形(単純現在形)を使います。また、必要に応じて過去の出来事を過去形で示す必要があります。また、過去と現在の関連性を示す場合、現在完了形が役立ちます。


| Simple present  単純現在形

1.       stating what the speakers believe     (受験者が信じていること)


      it (is) necessary to ban cars from entering the city center. 


2.       stating facts, and (事実を述べる)


      Study (shows) that almost half of students excel in the class

   after sports have been included in classes.


3.       making generalizations. (一般化する)


      Road congestion (is) caused by the rapid growth of cars.


| Present perfect  現在完了形

     a time period which is not yet finished.   継続 


It (has been claimed) that including sports in schools is waste of time. 

学校でスポーツをするのは時間の無駄だとずっと言われています。



▮ 現在形、過去形、現在完了形を使ってエッセイ(イントロダクション)を書いてみる

● タスクタイプ 問題又は原因と解決策を述べる

Road congestion poses one of the major problems in many cities today. That is why, there has been an argument on solving this dilemma. There are those who argued that asking for more taxes when buying cars can solve this predicament, while others hold a different view claiming that private automobiles must be prohibited in city centers. From my point of view, I believe that disallowing cars from entering city centers can reduce road congestion, but this cannot be a solution.

道路の混雑は、今日の多くの都市で大きな問題の1つとなっています。 だからこそ、このジレンマを解決するという議論がありました。 車を買うときに税金を増やすことでこの苦境を解決できると主張する人もいますが、市内中心部では自家用車を禁止する必要があると主張する別の見解を持っている人もいます。 私の観点からは、車が市内中心部に入ることを禁止すると道路の混雑を緩和できると考えていますが、これは解決策にはなりません。


5分でわかる!ライティング Task 2 基礎編 フォーマルな単語・表現を使う

IELTS Writing Task 2 対策 formal vocabulary

IELTSライティング(アカデミック)では、フォーマルな文体によるエッセイが求められます。

アカデミックなエッセイの中では日常でしばしば使われる口語表現は使わないように

しましょう。


 それでは、口語表現とフォーマルな表現を会話の中で確認します。


a.       Who is the cream of the crop in your team? or Who is the best person in your team?

b.       What is something that pissed you off? or What is something that

gets you very annoyed?

c.       What is one thing that you would like to do ASAP?

d.       What is your favorite soda or carbonated soft drinks?


▮ 以下2つのParagraph を比較して Paragraph A は口語表現の多い文になります。


Paragraph A:

Many students today are living an unhealthy way of life. Students mustn’t’ ingest unhealthy food because this is gonna make them under the weather. Instead, they must eat food with high nutrition to make them fit as a fiddle.

Paragraph B:

Many students today are living an unhealthy way of life. Students must not take unhealthy food because this is going to make them ill. Instead, they must eat food with high nutrition to make them healthy.


▮ ライティング(アカデミック)で使えない主な口語表現(informal)には、

  以下のようなものがあります。


短縮形 (contrations )

スラング (slang words)

省略形 (abbreviations)

決まり文句  (cliché’s)

口語体 (colloquialism)


5分でわかる! Task1 Diagram (図解) 攻略

IELTS Writing Part 1  Diagram (図解)   対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Diagram (図解)   の回答ステップに続き、問題と回答例を挙げていきます。


Diagram (図解) 回答 ステップ

 Diagram (図解) 問題では提示される図表にある工程やプロセスの特徴・重要なポイント

を取り上げ、説明をします。


ステップ 1.  トピックを理解する

まずはTaskの指示文と図表のタイトルを見て、トピックを理解します。トピックには日常的なものからアカデミックな分野までがあります。


ステップ 2.  工程やプロセスの始まり・終わりを明確にする

工程やプロセスを説明するには「始まり」と「終わり」を明らかにする必要があります。以下のビールの製造工程図を例にした場合、プロセスの始まりは「Malted barley 大麦」で、終わりは「ビン詰めされたビール」です。

一見するとさまざまな工程があり、「説明をするのが難しい。」と感じる人もいるかも知れません。しかし「始まり」と「終わり」が何を表しているのかを明らかにすることで、イラストが「ビールの製造工程」を表していることが分かります。


ステップ 3.   アウトラインを作る

英作文を始める前に、アウトラインの作成(文章の構成を考えること)をオススメします。アウトラインはまとまりのある文章を書く上でとても大切で、ライティングの採点基準にある「内容の一貫性(Coherence and cohesion)」にも大きく関わります。


ステップ 4.     アウトラインをもとに文章を書く

次に、作成したアウトラインをもとに文章を書きます。

① 導入を書く

導入にはダイアグラム全体の説明をする導入文(1~2文)を含めることが必須です。導入文を書くにはタスクの指示文を言い換えて表現することをオススメします。自分の言葉で文を言い換えることを “Paraphrasing” といい、ライティングの評価基準要素の1つとして重要なスキルです。


② 工程・プロセスの説明をする

プロセスの説明はステップ3で作成したアウトラインをもとに、Diagramから読み取れる特徴や重要なポイントを順番に説明します。説明する時のコツはプロセスのつなぎ目に理由を加えて説明することです。


ステップ 5.  見直しをする

最後に残りの5分を使って、書いた文章を見直します。以下のチェックリストを使って

不充分な部分がないか確認しましょう。


<見直しのチェックリスト>

☑︎正しい文法を使えているか?

☑︎スペルミスはしていないか?

☑︎説明が不充分な所はないか?

☑︎字数は足りているか?(150 words以上)


 Diagram (図解) 問題例





┃回答例

5分でわかる! Task1 Table (表) 攻略

IELTS Writing Part 1  Table (表)  対策


IELTSライティングテストのTask1では、標準20分で与えられたグラフ、表、図解、地図

の情報を150語以上で説明することが求められます。

情報をわかりやすく比較することが必要です。つまりグラフなどの最も重要な部分(主な特徴)

を見つけ、それに沿って説明します。細かな部分は省略しても構いません。


Task 1の出題パターンは、棒グラフ、表、円グラフ、折れ線グラフが全体の90%を占めます。

それに加え、出題は比較的少ない(約10~15%) ながら、図解、地図もあるので

全てしっかりと準備しておきましょう。


それでは、今回 Table (表)  の回答ポイントに続き、問題と回答例を挙げていきます。


Table (表)  回答ポイント

 常に最大および最小の比率を強調表示する

● 異なる期間で数値がある場合は、主要な増加、減少、変化、 傾向を強調表示する

● 各表データについて個別に書くのではなく、類似点と相違点に焦点を当てて、

  Table (表) 全体でカテゴリを比較する

 同じ文構造を繰り返し続けない。Table (表)について書くときの重要な表現は、

  proportion (割合)と percentage (割合)




┃ Table (表) 問題例

You should spend about 20 minutes on this task



┃回答例