2025年07月18日
【大問2 – 文タイプ別攻略法で差をつける!】
大問2では、2つの異なるタイプの英文(説明文・評論文)に対して空所補充問題が出題されます。
それぞれの文章には構成や展開に特徴があり、それに応じた読み方・考え方をすることで、より効率的に正解にたどり着けます。
以下では、「文章タイプ」+「出題構成」から見た3つの攻略視点を紹介します。
📝 視点①:「説明文」は構成を意識して全体像から答える!
特徴:
説明文では、あるテーマや事実について、順序立てて客観的に説明されるのが基本です。空欄の答えは「構造」や「因果関係」に従って配置されていることが多く、接続語や要約語句がよく問われます。
対策:
- 第1段落で「主題」、その後に「理由・具体例」がくる流れを意識。
- 空欄のある文が「全体の流れの中でどの役割を果たしているか」を考える。
- “as a result” や “therefore” などの因果表現が選択肢にある場合、前後の論理構造を優先して判断。
🧭 視点②:「評論文」は筆者の主張・対立構造を見抜く!
特徴:
評論文では、筆者の意見が明確にあり、「主張 ↔ 反対意見」「メリット ↔ デメリット」といった対立の構図がしばしば現れます。空欄も、こうした構図に関連したキーワードが求められる傾向があります。
対策:
- 筆者が「何に賛成/反対しているか」を把握しながら読む。
- 空欄の前後に「反論・例・根拠」などの展開語句(e.g. however, critics argue)があるかを確認。
- 「立場の対立」がある場合は、つなぎ語(逆接・譲歩)が鍵になります。
🔄 視点③:「3問構成」の流れを意識して全体で正解を見つける!
特徴:
大問2の各長文には空欄が3つあり、それぞれが段落内や段落間の異なる位置に配置されています。文単体ではなく文全体・段落全体の流れを見て考えることが求められます。
対策:
- 最初の空欄(1問目)は導入部のつながりや展開に着目。
- 2問目・3問目では、展開の中での説明・例・まとめの関係を読み取る。
- 1問ずつ独立して解くのではなく、文章全体のバランスを見て判断。
- 各選択肢の「文脈への溶け込み具合」や「語調」も比較。
🏁 まとめ:文章タイプ×構成に応じた読みで差をつけよう!
視点 | 文章の特徴 | 解き方のヒント |
---|---|---|
説明文攻略 | 客観的・順序立て | 因果・構造に沿った語句を選ぶ/展開語を見逃さない |
評論文攻略 | 筆者の立場・対立 | 主張や論点を理解して、逆接語・立場の語を読み取る |
構成型攻略 | 各文に3問配置 | 段落構造と流れを意識し、全体で意味が通るかチェック |
英検準1級の大問2は、「文をどう読むか」「どう構造をつかむか」で正答率が大きく変わります。
文章タイプの特徴を理解し、構成と論理を意識した読みを実践することで、着実に得点力がアップします。