
「精読 vs. 多読」どちらが効果的?英検1級に必要な読解力とは
📌 はじめに
英検1級のリーディング問題は、語彙力・読解力・スピードすべてが求められる高難度の試験です。中でも、「精読(intensive reading)」と「多読(extensive reading)」のどちらが効果的か、迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、それぞれの特徴と、英検1級対策にどう活かすべきかを解説します。
🔍 精読とは?
**精読(intensive reading)**とは、短い文章を文法・語彙・構造まで細かく理解しながら読む方法です。
✅ 特徴:
- 一語一句を丁寧に理解する
- 文法構造の確認や単語の意味を辞書で調べる
- 正確な読解力を身につける
✅ こんなときに効果的:
- 過去問の長文を使って「なぜその選択肢が正解か」を分析するとき
- 難解なトピックや文構造を克服したいとき
📘 多読とは?
**多読(extensive reading)**とは、辞書を使わず大量の英文を読み、全体の意味をつかむことを重視する読み方です。
✅ 特徴:
- 辞書を使わず、前後の文脈で意味を推測
- とにかくたくさん読むことに重きを置く
- 読解スピードと文脈把握力が身につく
✅ こんなときに効果的:
- 読解スピードが遅いと感じるとき
- トピックの背景知識や自然な言い回しを増やしたいとき
🎯 英検1級対策にはどう組み合わせる?
英検1級では「正確さ」と「スピード」の両立が必要です。そのため、精読と多読のハイブリッド学習が効果的です。
目的 | 学習法 | 活用例 |
---|---|---|
正解率を上げる | 精読 | 過去問の解説分析、難文構造の解析 |
スピードを上げる | 多読 | 英字新聞やTIMEなどで読書習慣をつける |
📝 オンライン英会話での活用法(MY TUTOR会員向け)
- 講師と一緒に過去問の長文を精読し、理解を深める(授業内で精読指導)
- 自主学習で多読教材(ニュース記事・エッセイ)を読み、授業で要約・ディスカッションを行う
- 読解力だけでなくスピーキングにも波及効果あり!
✅ まとめ
● 精読は「正確な理解」を身につけるために不可欠
● 多読は「スピード」と「自然な読解感覚」を育てる
● 英検1級では両者をバランスよく取り入れるのが成功のカギ
● MY TUTORのレッスンでは、どちらもサポート可能!
試験対策に強いオンライン英会話 ”マイチューター”

🐶今回のイディオム
“barking up the wrong tree”
今回ご紹介するイディオムは “barking up the wrong tree”。直訳すると「間違った木に向かって吠える」ですが、ネイティブはこの表現をどんな場面で使っているのでしょうか?
🌳どんな意味?
“barking up the wrong tree” は、「見当違いのことをしている」「誤った相手や原因を責めている」という意味です。相手の行動や主張が的外れだと伝えるときによく使われます。
🔍語源について
この表現は19世紀のアメリカで生まれたとされています。猟犬が獲物を追って吠えているが、実際には獲物がその木にはいない、という状況から生まれました。つまり、正しいターゲットに向かっていないというニュアンスが込められています。
💬使い方をチェック!
- If you think I’m the one who broke the window, you’re barking up the wrong tree.
(私が窓を割ったと思っているなら、それは見当違いだよ。) - He blamed the manager for the delay, but he was barking up the wrong tree.
(彼は遅れをマネージャーのせいにしたが、それは的外れだった。) - Trying to solve this issue by calling customer service is barking up the wrong tree—you need to talk to the tech team.
(この問題をカスタマーサービスに連絡して解決しようとしても無駄だよ。技術チームに話すべきだ。)
💡ポイント解説
この表現は、比較的カジュアルな会話で使われることが多いですが、ビジネスシーンでも使われることがあります。相手の主張が間違っていることをやんわりと指摘したいときに便利です。ただし、使い方によっては批判的に響くこともあるので、丁寧な言い回しとセットで使うと安心です。
🔄似たような表現
- Off the mark(的外れである)
例:His comment was completely off the mark. - Missing the point(要点を外している)
例:You’re missing the point of the discussion. - Going down the wrong path(誤った方向に進んでいる)
例:I think we’re going down the wrong path with this strategy.
相手の思い込みや誤解をやんわりと指摘したいとき、“barking up the wrong tree” はとても役立ちます。ネイティブが日常的に使うこの表現、今日からぜひ使ってみましょう!

IELTS スピーキング スコアアップのコツ!
「自分の経験をネタ帳にする!IELTS用エピソードストックの作り方」
🔍なぜ「エピソードストック」が必要なのか?
IELTSスピーキングでは、Part 2やPart 3で自分の経験に基づく話を求められることがよくあります。
しかし、緊張や時間制限の中で「何を話せばいいか思い出せない…」というのはよくある悩み。
そこで役立つのが 「エピソードストック(=話のネタ帳)」 です。
自分の体験をあらかじめ整理・準備しておくことで、スムーズな回答ができるようになります。
📝ストックすべき5つのテーマ
以下のようなテーマで、自分の体験を1〜2分で話せる形にまとめておきましょう。
- 旅行・冒険:行ったことのある場所、印象的な出来事
- 挑戦と成功:何かに挑戦して成功/失敗した経験
- 人との関わり:尊敬する人、仲のいい友人、教師との思い出
- 日常生活の一コマ:お気に入りのレストラン、趣味、週末の過ごし方
- 学びと成長:読んだ本、学校でのプロジェクト、学んだ教訓
📚ストックの作り方ステップ
Step 1:テーマごとに思い出す
→ 「あのとき楽しかったな」「恥ずかしかったな」など、印象に残った出来事を書き出してみましょう。
Step 2:5W1Hで整理する
→ Who / What / When / Where / Why / How に沿って1分程度で説明できるようにします。
Step 3:使えるフレーズを入れる
→ “One of the most memorable experiences I’ve had was…” など、使い回せる表現を加えましょう。
Step 4:何度も口に出して練習する
→ 話す練習なしではスムーズに言葉は出てきません。声に出して自然に言えるようにします。
💡ワンポイントアドバイス
エピソードの「事実」は多少アレンジしてOK!
IELTSは「事実の正確さ」よりも「流暢さ」「論理性」「語彙力」が評価されます。
「面白いストーリー」よりも、「伝わりやすい構成」を意識しましょう。
✅まとめ
エピソードストックは、スピーキング力を一段階引き上げるための必須アイテムです。
ネタ帳を作っておけば、「何を話そう…」と焦ることなく、自信を持って話せるようになります。
今日から、あなたもIELTS用の“話ネタ集”を作ってみませんか?

📌 今回のイディオム:
“back to the drawing board”
「back to the drawing board」は、「最初からやり直す」「計画を練り直す」といった意味を持つイディオムです。何かがうまくいかなかったときに、もう一度一からやり直さなければならない状況で使われます。
🔍 どんな意味?
この表現は、「失敗や問題が発生した後に、最初の計画段階に戻って、新しいアプローチを考える」という意味です。ビジネスでも日常会話でもよく使われます。
🖊 語源について
このフレーズは、1940年代のアメリカで生まれたとされています。もともとは設計士や建築家が、うまくいかなかった設計を「製図台(drawing board)」の上で最初から描き直すことに由来しています。
💬 使い方をチェック!
Our proposal was rejected, so it’s back to the drawing board.
(提案が却下されたので、最初からやり直しだ。)The software update caused more issues than it fixed. I guess it’s back to the drawing board.
(ソフトウェアのアップデートは問題を悪化させただけだった。やり直すしかないね。)We tried a new marketing strategy, but it didn’t work. Back to the drawing board!
(新しいマーケティング戦略を試したけど、効果なし。出直しだ!)
💡 ポイント解説
このイディオムは、「計画の完全な見直し」が必要な場面で使われます。単に調整するのではなく、根本的に考え直す必要があるニュアンスを含みます。ネガティブな意味に見えますが、「次の成功へのステップ」としてポジティブにも使えます。
🔁 似たような表現
start from scratch(ゼロから始める)
rethink the plan(計画を見直す)
wipe the slate clean(白紙に戻す)
失敗は次の成功のヒント。うまくいかなかったときこそ、“back to the drawing board”で新しいアイディアを見つけるチャンスです!

🌍 なぜ「背景知識」が必要なのか?
英検準1級の長文は、社会問題・環境・科学・教育・文化など多岐にわたります。ただ英文が読めるだけでは太刀打ちできない理由の一つが、「背景知識(=トピックについての一般常識や予備知識)」の有無です。
背景知識があると、内容を速く正確に理解でき、選択肢の根拠も見つけやすくなります。逆に、まったく知らないトピックでは、文法や単語力があっても「内容が頭に入ってこない」という壁にぶつかってしまいます。
📚 どんな教養を身につければいい?
英検準1級では、以下のような分野の一般教養が役立ちます:
- 環境問題(地球温暖化、再生可能エネルギー)
- 国際関係(国際機関、難民問題、SDGs)
- 科学技術(AI、バイオテクノロジー、宇宙開発)
- 教育・福祉(オンライン教育、少子高齢化)
- 文化・歴史(多文化共生、歴史的出来事)
このような分野の「頻出テーマ」に触れることで、英文の理解がスムーズになります。
📖 効果的な背景知識のつけ方
- 英語ニュースに触れる
NHK WORLD、BBC Learning Englishなどで、英語で時事問題に触れる習慣をつけましょう。 - My Tutorの「News Course」「TED Lesson」を活用
実際のニュース教材で語彙・背景知識・読解力を総合的に伸ばすことができます。 - キーワードを意識した予習
準1級に出そうなテーマを事前にチェックし、それに関連する英単語・日本語の基本知識を把握しておくと◎。
🎯 最後に:背景知識 × 語彙力で得点アップ!
語彙力だけでなく「知識のストック」が読解スピードと正答率に直結します。ぜひ、普段の英語学習に「背景知識のインプット」を加えて、リーディングの得点アップを目指しましょう!

📌 今回のイディオム
“cry over spilled milk ”
直訳すると「こぼれたミルクに泣く」。英語圏でよく使われる表現で、「すでに起きてしまったことを悔やんでも意味がない」という意味で使われます。小さな失敗や取り返しのつかないことにいつまでも落ち込んでいる人に対して、よく使われます。
📚 どんな意味?
「cry over spilled milk」は、「過去の過ちや失敗を悔やむ」「終わったことをくよくよする」という意味です。実際にはもうどうしようもない出来事について、気にしすぎないように促す表現です。
🕰 語源について
この表現の由来は17世紀にまでさかのぼります。昔のことわざ「There’s no use crying over spilt milk(こぼれたミルクを悔やんでも仕方ない)」が現在の形になりました。ミルクが一度こぼれてしまったら、もう元に戻せないという事実が比喩的に使われています。
💬 使い方をチェック!
- I know you lost your wallet, but there’s no use crying over spilled milk. Just cancel your cards and move on.
(財布をなくしたのは分かるけど、もう悔やんでも仕方ないよ。カードを止めて前に進もう。) - She kept talking about her bad test score, but I told her not to cry over spilled milk.
(彼女は悪いテストの点数のことをずっと話していたけど、私はもうくよくよしないように言った。) - Yes, we made a mistake in the presentation, but crying over spilled milk won’t help. Let’s fix it for next time.
(プレゼンでミスしたけど、悔やんでもしょうがないよ。次のために改善しよう。)
🎯 ポイント解説
このイディオムは、誰かが過去の失敗や小さなミスにこだわっているときに、気持ちを切り替えるように促すポジティブなフレーズとして使われます。ただし、相手の感情に寄り添わずに言うと冷たく感じられる場合もあるので、使うタイミングには注意が必要です。
🔄 似たような表現
- Let bygones be bygones(過去のことは水に流そう)
- What’s done is done(終わったことは仕方がない)
- Move on(前に進もう)
これらも「過去を悔やまず前を見る」という意味で使える表現です。
過去の失敗にとらわれず、前向きに進む姿勢は、英語学習でも大切です。うまく言えなかった表現があっても、「cry over spilled milk」と言わずに、次の練習に生かしていきましょう!

「内容一致問題で迷わない!選択肢の『ひっかけワード』に注意」
英検準1級のリーディング問題では、「内容一致」問題が高い頻度で出題されます。このタイプの問題は、一見簡単そうに見えて、実は「ひっかけワード」によって受験者を迷わせる巧妙な罠が仕掛けられていることがよくあります。ここでは、ひっかけに惑わされず、正答を見抜くためのポイントを紹介します。
🔍 よくある「ひっかけワード」に注意!
選択肢には、本文中に出てきた単語や表現を使って“それっぽく”見せているだけの選択肢がよくあります。こうした選択肢は以下のような特徴があります:
- 極端な表現(例:”always”, “never”, “the only”)
- 本文にはない因果関係や主張の追加
- 数字や日付など、ディテールを少しだけ変えている
- 本文に「似ているが違う」単語を使って印象操作をしている
✏️ 解答のコツ:正しく「検証」する習慣を
選択肢を選ぶときは、感覚や印象で選ばず、必ず本文と照らし合わせて検証することが大切です。以下のステップで判断してみましょう。
- 本文に戻る – 該当箇所をしっかり読み直しましょう。1文ではなく、その前後の文も含めて確認するのがコツです。
- キーワードを照合する – 選択肢に含まれるキーワードや内容が、本文と正確に一致しているか確認します。
- 極端な表現は警戒 – 100%を断定するような表現(always, completelyなど)は、本文にない限り避けるのが無難です。
🎯 実際の例で練習しよう
当スクールのオンラインレッスンでは、英検準1級の内容一致問題を講師と一緒に分析しながら、**「なぜその選択肢が正解なのか/不正解なのか」**を丁寧に解説しています。
学習者の多くが「ひっかけワードに気づけるようになった」と実感しており、実際の本番での正答率アップにもつながっています。
📘 まとめ:選択肢は「疑ってかかる」姿勢が重要!
内容一致問題では、正しい情報を選ぶだけでなく、「間違っている情報を排除する」視点も必要です。選択肢の中に潜む「ひっかけワード」を見抜く力をつければ、スコアアップは確実に近づきます!
ぜひ、MY TUTORのレッスンで実践的な読み取り力を身につけてください。

「読解スピードを上げる!英文構造の『瞬間把握』テクニック」
英検準1級のリーディングでは、時間との勝負です。限られた時間で長文を読み切り、正確に設問に答えるには、「英文構造を瞬時に理解する力」が欠かせません。本コラムでは、読解スピードを飛躍的に高める「英文構造の瞬間把握テクニック」をご紹介します。
◆ なぜ「瞬間把握」が必要なのか?
英検準1級の長文は、文構造が複雑で、関係代名詞や挿入句、分詞構文などが頻出します。これらを一語一句訳しながら読んでいては、時間が足りません。だからこそ、英文を構造的に“かたまり”で理解する力が必要になります。
◆ テクニック①:主語・動詞を最速で見抜く
まず最優先すべきは、文の「主語(S)と動詞(V)」の特定です。たとえば、
What many people fail to realize is that their actions affect the environment.
この文では、”What many people fail to realize” が主語で、”is” が動詞です。この基本構造がわかれば、後は補足情報として処理できます。
◆ テクニック②:「カタマリ読み(チャンクリーディング)」を習得せよ
英文を語順のまま「意味のかたまりごと」に区切って読みます。
❌ 単語ごとに訳す
⭕ 意味のまとまりで理解する
例)
The government / has decided / to launch a new program / to reduce emissions.
→「政府が」「決定した」「新たなプログラムを立ち上げることを」「排出量を減らすための」と理解します。
◆ テクニック③:接続詞・関係詞で文構造を分けて読む
複文や関係詞の文では、文の切れ目を意識して区切って読むクセをつけましょう。特に以下の語に注意:
- that, which, who(関係詞)
- because, although, while(接続詞)
- to do, doing(不定詞・分詞構文)
これらを目印にすると、長文も整理して読めます。
◆ 実践アドバイス:精読と速読を両立!
オンライン英会話のレッスンでは、講師と一緒に「精読」と「構造分析」を行うことで、瞬間把握力が加速します。自力では難しい複雑な文も、講師の解説で一気にクリアに。普段のレッスンでも、「主語と動詞を見抜くトレーニング」を意識しましょう。
◆ まとめ
- 主語・動詞の特定が最優先!
- 意味のまとまり(チャンク)で読む
- 文構造の「切れ目」を見抜け!
- 精読×速読のハイブリッドで得点力アップ
MY TUTOR のレッスンでは、こうした「英文構造の把握力」を鍛えるトレーニングを実践形式で行っています。受け身で読むのではなく、構造をつかんで“読む力”を確かなものにしていきましょう!

「英検準1級の長文を読み切る集中力の鍛え方」
🔍なぜ「集中力」がReading問題のカギになるのか?
英検準1級のReading問題は、語彙レベルや構文が難しいだけでなく、長文を3〜4本、時間内に読み解く持久力も求められます。
試験後半になると「集中力切れ」でミスが増える受験者も少なくありません。
つまり、“集中力の持続”はスコアアップに直結する力なのです。
🧠集中力を高める3つの習慣
① 25分集中法(ポモドーロテクニック)を活用
1日25分×1〜2セット、Readingパートの長文を解くだけでも、脳が“英検モード”に慣れていきます。
タイマーを使って「集中→小休憩」のリズムを作ると、試験本番でも集中を維持しやすくなります。
② 朝のゴールデンタイムを使う
朝は脳のパフォーマンスが高い時間帯。
スマホを見る前に、1題だけReading問題を解く習慣をつけましょう。
毎朝5分の積み重ねが、試験本番の集中力を支えます。
③ 精読と多読のバランスを意識
週に1〜2回は、難しめの長文(過去問など)をゆっくり精読する時間を取りましょう。
その上で、普段は洋書や英字ニュースなどをざっと読む練習も入れることで、集中力が落ちたときの「立て直し力」がつきます。
🎯集中力アップのための英会話活用法(MY TUTOR会員向け)
MY TUTORでは、英検準1級リーディング演習を含んだ「過去問クラス」個別指導レッスンをご用意しています。
特に集中力が切れやすい「後半長文」の問題を一緒に解いて、講師と即時フィードバックを受けることで、実戦感覚を強化できます。
✅まとめ:今日から始める集中力トレーニング
- 25分集中 × 毎日の習慣化がカギ
- 朝の脳を活かして読解トレーニング
- 精読と多読をバランスよく活用
- オンライン英会話を使って集中力を鍛える
英検準1級Readingのスコアアップは、集中力の維持とトレーニングから始まります。
短時間の工夫で、試験本番での“最後のひと踏ん張り”がきっとできるようになります!