IELTS対策コラム

5分でわかる! IELTS ライティング Task2   6つのタスクタイプ ①

IELTS ライティング Task2   6つのタスクタイプ ①

IELTSのWriting Task2は、Academicモジュール、Generalモジュール共に、問題文の質問パターン(タスクタイプ)は決まっていて、6種類程度しかありません。

もちろん例外的な問題文もありりますが、この6種類のパターンと、そのパターンに合わせたエッセイ構成を覚えてしまえば、あとは問題文をしっかり読んで、タスクタイプに合わたエッセイを書いて行きましょう。


タスクタイプによっては自分の意見を示すものもありますので、しっかり見極めが必要です。


┃ 6つのタスクタイプ


①Agree or disagree (賛成または反対)

②Discuss advantages and disadvantages (利点と欠点を論じる)

③[Advantages / benefits] outweigh [disadvantage / drawbacks] (利点が欠点を上回るかを述  べる)

④Discuss both views and Solution (両方の見解を論じ、意見を述べる)

⑤Problem / Cause and Solution (問題または原因と解決策を述べる)

⑥The questions / two questions in one sentence (2つの問いに答える)


タスクタイプ別 エッセイの書き方  ①~③

① Agree or disagree (賛成または反対) 意見が必要

  I agree that ~ / I disagree with the idea that ~

  私は~ということに賛成です。/ 私は~という考えに反対です。

▮ 質問例

▮ 回答例


Discuss advantages and disadvantages (利点と欠点を論じる) 意見が必要

This essay will look at both the advantages and disadvantages of …


▮質問例

▮回答例


[Advantages / benefits] outweigh [disadvantage / drawbacks] (利点が欠点を上回るかを述べる) 意見が必要

I believe the advantages of ~ outweigh the didadvatages

私は~の利点の方が、欠点より重要だと考えます。

▮質問例

5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task 2 Grammatical Range and Accuracy

IELTS Writing Task 2 採点者はここをチェックしている! Grammatical Range and Accuracy

Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  

IELTSのライティングTask 2では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Response (質問に対する回答 )    (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表


多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ」について説明していきます。


☑ Complex Sentences (複文)を使えているか?

採点基準であるBand descriptors に基づき、Band 6 又は7 の高スコアを獲得するためには、Complex Sentences (複文)など長い文を書くことで、高いレベルの文法を使えることをエッセイの中で証明する必要があります。 全てをComplex Sentencesにする必要はありません。 Simple sentences (単文)とComplex Sentences (複文)を織り交ぜながらエッセイを書いてみましょう。


Complex Sentences 複文 とは?

(主語と述語とから成る)二つ以上の句が一つの文を構成しているもので、接続詞( such as because, since, after, although, when, while.など)で繋がっています。従位[従属]接続詞とも呼ばれています。

例:

The cat was sitting on the wall because she was tired.

The cat was sitting on the wall [主節] because [接続詞] she was tired [従属節].

Because she was tired, the cat was sitting on the wall.

While the cat was sitting on the wall, a girl stroked her.

The girl was stroking the cat because she liked the feel of its fur.


☑ 文法の間違いがないかエッセイを1~2回読み直したか?


文法の正確さはスコアに2重の影響を及ぼします。文法が正しくないと、採点者は受検者が伝えようとする内容を読み取るのに苦労し「文法」のポイントだけでなく「設問に対する回答
Task Response」の減点対象となってしまいます。

中でも、適切な時制を使い分けているかは重要です。採点者にとって読みやすい文章につながります。

過去すでに行われたことは過去形、現在行われていることであれば現在形、未来のことや予測するのであれば未来形などと使い分けられるようにしましょう。また、動作や状態の様態によって、完了形や進行形となります。

時制には英語特有の使い方もありますので、普段英語を読んだり書いたりする際にこの時制を意識して、時制の感覚を養うようにしましょう。


5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task 2 Lexical Resource

IELTS Writing Task 2 採点者はここをチェックしている! Lexical Resource

Lexical Resource  語彙の豊富さ  

IELTSのライティングTask 2では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Response (質問に対する回答 )    (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表


多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Lexical Resource  語彙の豊富さ」について説明していきます。


採点基準であるBand descriptors に基づき、Band 6 又は7 の高スコアを獲得するためには “a sufficient range of vocabulary to allow for some flexibility and precision”  と、 “less common lexical items”などをエッセイの中で証明する必要があります。


● SYNONYMS (同意語・類義語) 

“flexibility and precision” を採点者にアピールするために、是非、意語・類義語 (synonyms) をエッセイの中で頻繁に使うようにしましょう。

synonymsを使うチャンスは質問の中のkey words によく現れます。


下の質問を見てください。質問の中に2つのwordsがparaphrase(言い換え)で使えます。



“harmful” and “banned”は以下のsynonyms(同意語・類義語)で言い換えられます。

┃harmful

damaging / detrimental / unhealthy / hurtful /  destructive

┃banned

disallowed / prohibited / outlawed / made unlawful / made illegal


● Collocation (コロケーション) 

Band 7  に採点基準にある “some awareness of style and collocation” を採点者にアピールするために、是非、Collocation (コロケーション) をエッセイの中で正しく使えるようにしましょう。


Collocation (コロケーション)とは、通常一緒に使われる単語と単語のつながりのことで、

日本語では雨や風がすごい時に 「 強い雨 」 「 強い風 」 と言いますが、

英語では wind には strong を、 rain にはheavy を使うのが自然な言い方です。

それを逆にして heavy wind、 strong rain のように言ってしまうと、

意味は通じるかもしれないけれど、ネイティブの人は言わない不自然な言い方になってしまうのです。


このように、本当にナチュラルな英語を身につけたいのであれば、

Collocation (コロケーション)の知識がとても大事になってきます。


Lexical Resource  ( 語彙の豊富さ ) チェックポイント!

☑ アカデミックレベルなど、様々な異なる語句を使ったか?

☑ 語句の用法やコロケーションが正確に使えたか?

☑ 全ての単語のつづりが正しいか?


5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task 2 Coherence and Cohesion

IELTS Writing Task 2 採点者はここをチェックしている! Coherence and Cohesion

Coherence and Cohesion (つながりと一貫性)  

IELTSのライティングTask 2では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Response (質問に対する回答 )    (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表

多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Coherence and Cohesion つながりと一貫性」について説明していきます。


ここでは文章構成が論理的か・適切な順序で説明ができているか・接続詞(Linking words)と類義語の置き換え(Substitution)ができているかが評価されます。

Coherenceとは、簡単に言うと、文章構成(パラグラフとエッセイの構成)のことです。


Task 2 の 文章構成は、


① イントロダクション

② Body(本論)ー1

③ Body(本論)ー2

④ 結論


Cohesionとは、文と文のつながりを意味します。

エッセイでは文と文が滞りなく結びついていて、論理の流れをスムーズにしなければなりません。スムーズに流れるならば、テキストには結束性(cohesion)があることになります。

cohesion(文と文のつなぎ)はアイディアをつなぐ語句と言えます。

 以下に、代表的なcohesion(文と文のつなぎ)を紹介しますので、是非、覚えて使えるようになってください。 


Coherence and Cohesion つながりと一貫性 チェックポイント!


☑ 4~5段落で書き、それぞれにトピックが1つあるか?

☑ 各段落で適切なフレーズをつかったか?

☑ キーワードを繰り返したり、トピックに言及したり、同義語や言い換えを使うことにより、全ての文をトピックセンテンスと関連付けたか?

5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!Task 2 評価基準(1)

IELTS Writing Task 2 採点者はここをチェックしている! Task Response

Task Response (質問に対する回答 )  

IELTSのライティングTask 2では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Response (質問に対する回答 )    (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表

多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Task Response 質問に対する回答」について説明していきます。


Task  Response (質問に対する回答 )     チェックポイント!

☑ 質問のタスクの全てをカバーしたか?

☑ 全体を通じて完全にトピックにそって論理的か?

☑ 理由、例、結果、詳細などの補足が含まれているか?

☑ 最後に要約文や締めくくり文を含む結論を書いたか?

☑ 250 語以上書いたか?


Task  Response (質問に対する回答 ) で高得点を取るには?


以下の問題を通して考えてみましょう。



● 質問のタスクの全てをカバーしたか?

質問では ”causes of these problems “  とあり、受検者に複数の”causes” と”problems” を回答するように求めています。1つだけの回答だとスコア5以上は望めません。 2つ以上の”causes” と”problems”を書くようにしてください。

質問から、”problems”が何かを特定していきます。

次に、 problems の 原因 ”causes” を考えます。

次に、”problems “  の ”solution” 解決策 を考えます。

以上で 「質問のタスクの全てをカバーしたか?」に応対できました。


● 理由、例、結果、詳細などの補足が含まれているか?


“causes” (原因・理由)主なポイント +  詳細な例や結果

5分でわかる! IELTS ライティング Task2 エッセイの構成

IELTS Writing Task 2   4つの段落からなるエッセイの構成

IELTSのライティングタスク2のエッセイは、4つの段落からなるエッセイの構成手順を踏めば、タスクタイプに関わらず、答えることができるようになります。


① イントロダクション

② Body(本論)ー1

③ Body(本論)ー2

④ 結論


導入(イントロダクション)

イントロダクションでは、エッセーの本文をどのように構成したいのかを宣言するパートです。あなたが問題をきちんと理解できているのかを短い言葉で書き、どのような主張をするのかを宣言しておくといいでしょう。


本文(ボディ)

ボディでは、あなたの意見とそれをサポートする根拠や具体例が必要です。あなたの主張について、明示的に書きましょう。

また、あなたが示した根拠や具体例が本当にあなたの主張のサポートになっているのかについて、注意する必要があります。余計なことを書かずに、主張・根拠・具体例の3つに集中することを心がけましょう。1つの主張に対して、サポートとなる根拠は2つあるといいでしょう。


結論(コンクルージョン)

結論では、あなたが構成した議論をまとめます。あなたが主張したことと、議論の流れがわかるように、コンパクトに仕上げましょう。


サンプル エッセイ


5分でわかる! ライティングセクション採点基準

IELTS ライティングセクション採点基準

4つの採点基準に沿って学習する!

IELTSライティングはリーディング・リスニングと違い、

目に見える正誤数によってバンドスコアを決めることができません。

「どのくらいできたら、スコアいくつ」というのがわかりづらく、練習していても、

自分のレベルがどれくらい良いのか悪いのか判断できずあいまいです。


しかし実際のテストでは、ライティングにはそれぞれ4つの採点基準が設けられているので、

それに沿って学習することで「何を」「どのように」書けばいいのかはっきりしています。


評価基準


Task 1      タスク達成力


タスクに則して、最低150語の長さでどの程度上手に要求を満たしているかを評価します。指示された情報の要件を認知し、要約し、エッセイで適切・正確に伝えることができているかを評価します。


Task 2      タスク対応力


タスクに則して、最低250語の長さで要求をどの程度上手に満たしているかを評価します。エッセイの中で、問題への姿勢や自らの立場を明快に位置付けているか?見解はトピックに則しているか? 意見表明に裏付けや視点はあるか? アイディアを支える根拠や、実体験が盛り込まれているか? などです。


Task 1&2    首尾一貫性とつながり


内容が明快で、なめらかに書かれているかを評価します。情報とアイディアと言葉をうまく操ってエッセイをまとめているか?内容は論理的で、意味を成しているか? 構文や文脈づくりで多様なテクニックが使われているか?などです。


Task 1&2     豊富な語彙


豊かな語彙をもっているか、出題されたタスクのためにそれを適切かつ正確に使いこなしているかが評価されます。同じ単語を反復使用していないか、情報やアイディアを表現するのに適切な単語を使っているか? などです。


Task 1&2    文法知識と正確な運用


多様な構文を採用し、しかも正確に使っているかを判定します。文法知識をいかしてどの程度長い文章を書き、どの程度複雑な内容を盛り込んでいるかに着目し、文章のレベルを評価します。多様な構文を、正確に適切に使いこなせているかを見ます。


Task2の採点比重

ライティングセクションにおいてはTask2が重要で,Task 2から回答することをお勧めします。

その理由としては、Task1 : Task 2 の採点割合は 1 : 2 となっており、またエッセイを書くにあたって目安となる回答時間も20分 : 40分となっています。


Task1 が 5.0,  Task 2が7.0だとすると、

5.0  + (7.0 × 2 )  ÷ 3 = 6.33    ( 切り上げで Writingのスコアは 6.5 になります。)


4項目 各1~9点  得点合計とバンドスコア


5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!評価基準 Grammatical Range and Accuracy

IELTS Writing Task 1 採点者はここをチェックしている! Grammatical Range and Accuracy




Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ

IELTSのライティングTask1では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Achievement タスクの完了 (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表

多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ」について説明していきます。



Grammatical Range and Accuracy チェックポイント!

☑ 文法を正確に使っている


  文法の正確さはスコアに2重の影響を及ぼします。文法が正しくないと、採点者は受検者が伝えようとする内容を読み取るのに苦労し「文法」のポイントだけでなく「タスクの完了 Task Achievement」の減点対象となってしまいます。

中でも、適切な時制を使い分けているかは重要です。採点者にとって読みやすい文章につながります。

過去すでに行われたことは過去形、現在行われていることであれば現在形、未来のことや予測するのであれば未来形などと使い分けられるようにしましょう。また、動作や状態の様態によって、完了形や進行形となります。

時制には英語特有の使い方もありますので、普段英語を読んだり書いたりする際にこの時制を意識して、時制の感覚を養うようにしましょう。


☑ 長い文を書いたか complex sentences 

複文など長い文を書くことで、高いレベルの文法を使えることを採点者にアピールできます。

一般的に長い文は複雑になるので、however, whereas, whileなどを使えるよう練習してください。


Complex Sentences 複文 とは?

(主語と述語とから成る)二つ以上の句が一つの文を構成しているもので、接続詞( such as because, since, after, although, when, while.など)で繋がっています。従位[従属]接続詞とも呼ばれています。

例:

The cat was sitting on the wall because she was tired.

The cat was sitting on the wall [主節] because [接続詞] she was tired [従属節].

Because she was tired, the cat was sitting on the wall.

While the cat was sitting on the wall, a girl stroked her.

The girl was stroking the cat because she liked the feel of its fur.


5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!評価基準 Lexical Resource

IELTS Writing Task 1 採点者はここをチェックしている! Lexical Resource


Lexical Resource  語彙の豊富さ

IELTSのライティングTask1では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Achievement タスクの完了 (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表

多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Lexical Resource  語彙の豊富さ」について説明していきます。



Lexical Resource 語彙の豊富 チェックポイント!


 同意語・類義語を正しく使う。

● 使う単語は変化を持たせ、様々な語彙を使う。

 単語やフレーズを繰り返さない。

● 一般的な語彙を使わない。

● 同じ単語を2回以上使わない

● センテンスの中で、的確な単語をつづりの間違いなく使う。



Lexical Resource 語彙の豊富」を採点者にアピールするために、是非、意語・類義語 (synonyms) を時間をかけて練習してください。 使う単語は適切な単語を選び、つづりの間違いがないように書いてください。 


つづりの間違いは減点対象となります。普段から英語講師の添削・チェックを受けながら改善していくとよいでしょう。

同意語・類義語 (synonyms) 


イントロダクションで使う語彙

語彙を使った例文



5分でわかる。 採点者はここをチェックしている!評価基準 Coherence and Cohesion

IELTS Writing Task 1 採点者はここをチェックしている! Coherence and Cohesion

Coherence and Cohesion つながりと一貫性

IELTSのライティングTask1では以下4項目の採点基準によってBand Scoreが計算されます。


  1. Task Achievement タスクの完了 (25%)
  2. Coherence and Cohesion つながりと一貫性 (25%)
  3. Lexical Resource 語彙の豊富さ (25%)
  4. Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と正確さ  (25%)


ブリティッシュ・カウンシルによって提供されている各Band Scoreの計算表

多くの方の場合、目標スコアは6〜7程度だと思いますので、最低限その部分は頭に入れておきましょう。


今回は、「Coherence and Cohesion つながりと一貫性」について説明していきます。


ここでは文章構成が論理的か・適切な順序で説明ができているか・接続詞(Linking words)と類義語の置き換え(Substitution)ができているかが評価されます。


Coherence とは、簡単に言うと、 ”文章構成” (パラグラフとエッセイの構成)のことです。

Task 1 の 文章構成は、

イントロダクションと概要で1段落、主な特徴とサポーティングディテールで2~3段落になります。


Cohesionとは、文と文のつながりを意味します。

エッセイでは文と文が滞りなく結びついていて、論理の流れをスムーズにしなければなりません。スムーズに流れるならば、テキストには結束性(cohesion)があることになります。

cohesion(文と文のつなぎ)はアイディアをつなぐ語句と言えます。  たとえば、


Because of this, …

As this shows, …

As can clearly be seen from this example, …

It is clear that…

Thus, the idea that…

To illustrate this, …

After analyzing both points of view, …

To provide a summary, …

Without a doubt, this causes…


のような語が文と文を結びつける働きをしています。


Coherence and Cohesion つながりと一貫性
チェックポイント!


┃ 文章の内容に一貫性があるか

一貫性とは、初めと終わりで主張やテーマにブレがなく、矛盾のない状態を指します。一貫性のある文章にするためには自分の書いた文章が採点者に簡潔にわかり易く、なめらかに書かれているかが評価されます。

アイディアやポイントをつないで論旨を展開しているか?  構文や文脈づくりで多様なテクニックが使われているか? も評価されます。


┃ 論理的に書かれているか

文章構成が論理的か、適切な順序で説明が展開されているかどうかです。メインとなる主張の後に根拠となる事実や数字などをあげ、それがどうして主張を支持するのかを説明することで読み手が理解しやすい論理的な文章にすることができます。そのためTask1では「〇〇の割合は〇〇年に〇〇%にまで減った。」や「〇〇年から〇〇年の間に〇〇の割合に変化はない。」など、図表の特徴を具体的に表すことが大切です。また、論理的な文章を書くには、 “because” や “there are three reasons…” などの根拠を表す表現を文中で上手く活用することも大切です。


┃ 接続表現などを活用して、文章や段落に繋がりを持たせているか

論理的な文章とするためには、文と文、段落と段落が論理的に繋がっていることが条件となります。接続詞(”whereas”, “although”, “while”)や接続表現(”in contrast”, “on the other hand”)を意識的に用いることで主張の展開が明確となり、文章の論理性を高めることができます。