英語4技能対策

“throw someone under the bus ” って? 今日から使えるネイティブ表現


◆ 今回のイディオム

throw someone under the bus


「自分を守るために、他人に責任を押し付ける」「仲間を犠牲にする」
という意味のイディオムです。

直訳すると「誰かをバスの下に投げ込む」ですが、もちろん本当にそんなことをするわけではありません。


チームや同僚、友人を裏切って、自分だけ助かろうとする行為を強く批判的に表す表現です。




▶ 語源について


この表現は20世紀中頃のアメリカ英語で使われ始めたとされます。
「バス」という大きくて避けられないものの下に誰かを押しやるイメージから、

  • 自分の立場を守るため
  • 注目や非難を他人に向ける


というニュアンスが定着しました。
特に政治・ビジネス・職場の文脈でよく使われます。



✔ 使い方をチェック!

(例文はすべて自然なネイティブ表現です)

  1. He threw his teammate under the bus to avoid getting blamed.
     (彼は責任を逃れるために、チームメイトを犠牲にした)

  2. Don’t throw me under the bus in front of the boss.
     (上司の前で私に責任を押し付けないでよ)

  3. She felt betrayed when her colleague threw her under the bus.
     (同僚に責任をなすりつけられて、彼女は裏切られたと感じた)




💡 ポイント解説


  • かなりネガティブな表現なので、使う場面には注意
  • 冗談ではなく、本気の批判・非難として使われることが多い
  • 受け身の形(be thrown under the bus)も非常によく使われる


👉 ビジネス英語では
「責任転嫁」「スケープゴートにされる」
というニュアンスで覚えると理解しやすいです。



🔎 似たような表現


  • blame someone else(他人のせいにする)
  • make someone a scapegoat(誰かを身代わりにする)
  • betray someone(裏切る)



※ “throw someone under the bus” は、これらの中でも
口語的で、感情のこもった表現です。



このイディオムは、ネイティブが「人間関係の裏切り」を語るときによく使う表現です。
ドラマやニュース、職場の会話でも頻出なので、聞き取れたら一段レベルアップ
ただし、自分が使うときは相手との関係性に要注意ですよ。




試験対策に強いオンライン英会話 ”マイチューター”