2025年08月16日

✨ 今回のイディオム
“bend over backwards”
“bend over backwards” は直訳すると「後ろに曲がる」という意味ですが、英語では「できる限りの努力をする」「懸命に尽くす」という比喩的な表現です。特に、人のために無理をしてでも協力・支援するニュアンスがあります。
📜 語源について
この表現は、体操やヨガのように実際に「後ろに反る」動作から来ています。人間の体は前に曲げるよりも後ろに曲げる方が難しく、無理をしてでも努力する姿勢を象徴することから、この意味で使われるようになりました。
🛠 使い方をチェック!(例文3つ)
- Our teacher bent over backwards to help us prepare for the exam.
(先生は私たちが試験に備えられるように全力で助けてくれた。) - She bent over backwards to make her guests feel comfortable.
(彼女はお客様が快適に過ごせるように懸命に尽くした。) - I bent over backwards to meet the deadline, but the client still wasn’t satisfied.
(締め切りに間に合わせるために全力を尽くしたが、それでもクライアントは満足しなかった。)
💡 ポイント解説
- ポジティブな意味だけでなく、時には「それほどまでに頑張ったのに…」という残念なニュアンスを含むこともあります。
- 主語は人がほとんどですが、組織やチームにも使えます。
- ビジネスでも日常会話でも頻出するため、柔軟に使える便利な表現です。
🔄 似たような表現
- go the extra mile(さらに一歩踏み込んで努力する)
- do one’s utmost(最善を尽くす)
- pull out all the stops(総力を挙げる)
全力で誰かを助ける場面や、仕事で精一杯取り組んだことを表すときに、このイディオムを使うと英語が一気に自然になります。場面によっては努力が報われないニュアンスも出せるので、会話に深みが出ます。