英語4技能対策

“read between the lines” って?―今日から使えるネイティブ表現


今回のイディオム

“read between the lines”




どんな意味?

「read between the lines」は、文字通りの意味は「行間を読む」ですが、比喩的には「表面的な言葉や文章の裏にある真意をくみ取る」という意味です。話し手が直接的に言っていない意図や感情、状況を理解することを指します。



語源について

この表現は19世紀半ばに由来します。当時、一部の暗号や特別なメッセージは、印刷物や手紙の行間に薄く書かれており、よく見ないと気づかないものでした。そこから、「文字通りの内容だけでなく、その奥に隠された意味を読み取る」という比喩的な用法が広がりました。



使い方をチェック!

  1. I could tell she was upset, even though she didn’t say it. You just have to read between the lines.
    彼女は口には出さなかったけれど、動揺しているのが分かりました。行間を読めばいいんです。

  2. The report seems positive, but if you read between the lines, there are signs of trouble.
    その報告書は一見すると前向きな内容ですが、行間を読むと問題の兆しが見えてきます。

  3. He didn’t directly refuse, but reading between the lines, I knew he wasn’t interested.

  彼は直接は断らなかったものの、行間を読むと関心がないことが分かりました。




🔍 ポイント解説

  • ビジネスや日常会話で「直接言わない本音」や「隠れた意味」を推測する場面に使えます。
  • 感情や状況を敏感に察するニュアンスがあり、相手への理解力や洞察力を示す表現です。
  • ネガティブな意味だけでなく、サプライズやポジティブな真意にも使えます。


💡 似たような表現

  • pick up on(〜に気づく)
  • read someone’s mind(人の心を読む)
  • catch the drift(話の要点をつかむ)




まとめると、“read between the lines” は、単なる英語力ではなく相手の意図を理解する力を表す表現です。会話や文章の奥に隠されたメッセージを読み取れると、コミュニケーションが一段と深まります。



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