
◆ 今回のイディオム :
”a blessing in disguise”
「a blessing in disguise」とは、一見悪いことに思えたが、実は良い結果をもたらした出来事という意味です。たとえば、「会社をクビになったけど、それがきっかけで夢だった仕事に就けた」など、当初は不運でも後に幸運だったと気づく場面で使います。
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◆ どんな意味?
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直訳すると「変装した祝福」ですが、意味は「災い転じて福となす」「不幸に見えて実は幸運な出来事」です。英語圏でもよく使われるポジティブなフレーズのひとつです。
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◆ 語源について
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この表現は1700年代の詩や文学に見られます。当初は宗教的な文脈で、「神の意図は人間にはすぐにわからないが、後にそれが祝福であったと気づく」という考えが元になっています。
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◆ 使い方をチェック!
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- Losing that job was a blessing in disguise—it pushed me to start my own business.
(その仕事を失ったのは、結果的に自分のビジネスを始めるきっかけになってよかった。) - Missing the train turned out to be a blessing in disguise. There was an accident on that line later.
(電車に乗り遅れたことが、結果的に幸運だった。その後、その路線で事故があったから。) - Her breakup was a blessing in disguise. She’s now much happier and more confident.
(彼女の別れは、実は良いことだった。今ではずっと幸せで自信もついた。)
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◆ ポイント解説
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このイディオムは過去の出来事を振り返って評価する場面でよく使われます。感情の整理や前向きな解釈に便利なフレーズなので、会話の締めくくりにも使いやすいです。
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◆ 似たような表現
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- Every cloud has a silver lining(どんな雲にも銀の縁がある → どんな困難にも希望がある)
- Turn out for the best(結果的にうまくいく)
- A silver lining(逆境の中の希望)
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人生は思い通りにいかないことも多いですが、「a blessing in disguise」のように、少し時間がたってからその意味に気づくこともあります。このイディオムを使えば、ポジティブな視点で物事を捉える力がつきますよ。次にネガティブな出来事があったら、ちょっと立ち止まって「Maybe it’s a blessing in disguise」とつぶやいてみてくださいね。