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“play it by ear  ” って? 今日から使えるネイティブ表現


今回のイディオム 

“play it by ear”


“play it by ear” は「その場の状況に合わせて臨機応変に行動する」「計画を立てずに様子を見ながら進める」という意味です。日本語の「行き当たりばったりにやる」「臨機応変に対応する」に近い表現です。

どんな意味?
例えば「旅行のプランを細かく決めないで、その場で決めよう」と言いたいときに使えます。きっちり計画するのではなく、その時の状況や気分に合わせて進めるニュアンスがあります。


語源について
もともとは音楽の世界の表現で、楽譜を見ずに耳で聞いた音を頼りに演奏することを “play by ear” と言いました。そこから転じて「計画や事前準備なしで対応する」という意味になりました。


使い方をチェック!

  1. We don’t have a fixed schedule for the trip. Let’s just play it by ear.
    (旅行の予定は決めてないよ。臨機応変にやろう。)


  2. I’m not sure what time I’ll finish work. Can we play it by ear tonight?
    (仕事が何時に終わるかわからないんだ。今夜は様子を見て決めようか。)


  3. The meeting might go long, so let’s play it by ear about lunch.
    (会議が長引くかもしれないから、ランチは状況に合わせて決めよう。)


ポイント解説

  • 計画を立てることが悪いのではなく、「予定通りにいかない可能性があるから柔軟に対応しよう」という前向きな響きがあります。


  • ビジネスでもカジュアルな会話でもよく使われます。


似たような表現

  • go with the flow(流れに任せる)


  • wing it(即興でやる、ぶっつけ本番でやる)


  • take it as it comes(成り行きに任せる)




臨機応変さを表す表現は日常会話でもビジネスでも役立ちます。“play it by ear” を使いこなせれば、柔らかく自然な英語にぐっと近づけますよ!

“hit the jackpot  ” って? 今日から使えるネイティブ表現


◆ 今回のイディオム

“hit the jackpot ”


hit the jackpot」は、もともと「スロットマシンで大当たりを出す」という意味から転じて、
「大成功する」「思いがけず大きな利益を得る」「大きな幸運をつかむ」
というニュアンスで使われます。


語源について


「jackpot」は19世紀後半のポーカー用語に由来し、当初は「ジャック以上のカードが出たときに賭け金がたまる仕組み」を指しました。
その後、スロットマシンの普及により「jackpot=大当たり」という意味が広まり、
「hit the jackpot=大当たりを出す → 大きな成功や幸運を得る」と一般化しました。



使い方をチェック!(例文3つ)

  1. She really hit the jackpot when she got that scholarship to study abroad.
    (彼女は留学の奨学金を獲得して本当に大成功した。)

  2. I think we hit the jackpot with our new marketing strategy. Sales are skyrocketing!
    (新しいマーケティング戦略で大当たりだと思う。売上が急上昇しているよ!)

  3. He hit the jackpot by investing in that start-up before it became famous.
    (彼は有名になる前にそのスタートアップに投資して大きな利益を得た。)




🔑 ポイント解説

  • hit the jackpot」は、運や偶然による成功を強調することが多いです。
  • ビジネス、恋愛、趣味など幅広い場面で使えるフレーズです。
  • フォーマルというよりはカジュアルな会話や記事でよく登場します。




🌟 似たような表現

  • strike it rich(一攫千金を得る)
  • hit it big(大成功する)
  • luck out(運よくうまくいく)





hit the jackpot」は宝くじやギャンブルの話だけでなく、思いがけない幸運やチャンスをつかんだときに幅広く使えます。
次に何か良いことがあったら、ぜひこのフレーズで表現してみてください!

“cloud nine ” って? 今日から使えるネイティブ表現


今回のイディオム

“cloud nine”


「cloud nine」とは、直訳すると「9番目の雲」ですが、実際の意味は「この上なく幸せ」「最高に気分が良い」ということです。大喜びしている状態や夢見心地のような気持ちを表現します。


どんな意味?
「cloud nine」は「extremely happy(とても幸せ)」や「in a state of bliss(至福の状態)」を意味します。日常会話では、うれしい出来事があったときに「I’m on cloud nine!」と言えば「とても幸せ!」というニュアンスが伝わります。


語源について
いくつかの説がありますが、有力なのは「雲の高さの分類」に由来する説です。気象学で「Cloud Nine」が「最も高い積乱雲」を指すことがあり、その高さから「最高の気分」を表すようになったと言われています。


使い方をチェック!(例文3つ)

  1. She’s been on cloud nine since she passed the IELTS exam.
     (IELTSに合格してから、彼女はずっと幸せいっぱいだ。)

  2. When I heard the good news, I felt like I was on cloud nine.
     (その良い知らせを聞いたとき、天にも昇る気分だった。)

  3. He was on cloud nine after getting a job offer from his dream company.
     (夢の会社から内定をもらって、彼は有頂天だった。)


ポイント解説

  • 「be on cloud nine」で使われることが多いです。
  • フォーマルというより、日常的な会話やメールで使うのに適しています。
  • 感情表現なので、試験のスピーキングやエッセイの中で「うれしい感情」を表すときにも便利です。


似たような表現

  • over the moon(大喜びして)
  • in seventh heaven(天にも昇る気持ちで)
  • walking on air(浮かれている、舞い上がっている)


―― 最後に一言(まとめ)
「cloud nine」は短いけれど強い印象を与えるイディオムです。試験や会話の場で「very happy」と言う代わりに使えば、表現の幅が広がります。次に嬉しいことがあったときは、ぜひ「I’m on cloud nine!」と声に出してみましょう。