
◆今回のイディオム
“hit the road”
「出発する」「旅に出る」という意味の口語表現。日常会話でよく使われ、軽いトーンで「そろそろ行くよ」「出かけようか」といったニュアンスで登場します。
◇どんな意味?
→ “hit the road” は、「道に出る=出発する、旅立つ」を意味します。
時間になったので「じゃあ、行こう!」と言いたいときや、旅行などに出かけるときによく使います。日常のちょっとした移動にも使える便利な表現です。
◆語源について
→ この表現は 1900年代初頭のアメリカ英語 に由来し、当時の旅人やジプシーが道(road)に出て移動を始めることを「hit(たたく/踏み出す)」と表現したのが始まりです。現代では比喩的に「旅立つ」「出発する」という意味で広く使われています。
▶使い方をチェック!
1️⃣ It’s getting late. We’d better hit the road if we want to beat the traffic.
(もう遅いから、渋滞を避けたいならそろそろ出よう。)
2️⃣ We packed our bags and hit the road early in the morning.
(私たちは荷物をまとめて朝早くに出発した。)
3️⃣ I’ll grab a coffee and then hit the road.
(コーヒーを一杯飲んだら、出発するよ。)
★ポイント解説
→ “hit the road” は、カジュアルな表現なので フォーマルな場では避ける のが無難です。また、「長距離移動」に限らず、「そろそろ帰るね」のような軽い別れ際にも使えるのが特徴です。
♪似たような表現
- set off(出発する)
- head out(外出する/出発する)
- take off(その場を離れる)
※それぞれニュアンスが少しずつ違うので、場面に応じて使い分けましょう。
今日は「出発」にまつわるイディオム “hit the road” をご紹介しました。
ネイティブらしいフレーズで、会話の最後をキリッと締めるのにぴったりです。
次回のお出かけのとき、ぜひ使ってみてくださいね!