2025年07月06日

【現地でアルバイトはできる?就労条件とリアル事情】
海外留学を考える多くの学生にとって、「現地でアルバイトができるかどうか」は大きな関心ごとの一つです。生活費の足しにしたい人、現地での経験を積みたい人、語学力を実践的に高めたい人など、目的はさまざま。本コラムでは、主要な留学先国の就労条件や、実際に働く際のリアルな事情をわかりやすく紹介します。
◆ 留学中にアルバイトできる国・できない国
● アルバイトが認められている国
- カナダ:学生ビザで週20時間まで就労可能(2024年現在、特例で制限解除中の州もあり)
- オーストラリア:学生ビザで2週間に48時間まで就労可能
- イギリス:一定の語学学校・大学に在籍していれば週10~20時間まで可
- ニュージーランド:週20時間まで、長期語学留学や大学留学で認可される
● 原則アルバイト不可の国
- アメリカ:原則キャンパス内の仕事のみ可。キャンパス外で働くには特別な許可(OPTなど)が必要
- フィリピン:学生ビザでの就労は禁止。インターンも制限が多い
- マルタ:短期語学留学では就労不可。半年以上の長期コースで就労許可を申請可能
◆ 現地アルバイトの「リアル事情」
✅ 見つけやすい仕事の例
- カフェ・レストランの接客、キッチン補助
- スーパーやコンビニの店員
- 語学学校や大学の掲示板での求人(イベント補助、家庭教師など)
✅ よくあるトラブル
- 給与未払い・最低賃金以下の提示
- 労働時間オーバーでのビザ違反リスク
- 英語力が求められすぎて採用されない
✅ 現地の学生との競争
アルバイト先では、現地の学生や移民との競争もあります。英語力・接客スキル・柔軟なシフト対応力が求められるため、「誰でも簡単に採用される」わけではありません。
◆ アルバイト探しのコツ
- 学校のキャリアセンターや掲示板を活用
信頼できる情報が多く、トラブルの少ない求人が見つかります。 - 現地での人脈を大切に
知人やルームメイト経由の紹介は採用率も高め。 - 履歴書は現地スタイルに合わせて用意
CV(Curriculum Vitae)やカバーレターも英語で準備を。
◆ アルバイトよりも「貴重な経験」になることも
アルバイトは収入面だけでなく、異文化理解・語学力アップ・ビジネスマナーの習得など、将来に活かせる経験の宝庫です。ただし、勉強とのバランスが重要。学業が本分であることを忘れずに、慎重に働く環境を選びましょう。